動作クロック以外で興味深い話題では、WinChipがDDR3-1866MHzで2GB×6枚を動作させるデモを行っていた。X58マザーはDDR3スロットを最大6本まで搭載しているが、6本全てを使い安定動作させることは難しい場合がある。さらにオーバークロック動作ともなると難易度はかなり高そうだ。使用しているモジュールは「GDF2GB18L107C8」で、DDR3-1866MHzが定格。アクセスタイミングは8-8-8、動作電圧は1.6V+/-0.1Vと記載されている。

WinChipが2GBモジュール×6本、計12GBの動作デモ

スペックはDDR3-1866MHzでアクセスタイミングは8-8-8

一方、GeILの「Green Series」は低電圧動作をアピール。通常のDDR3メモリが1.5V動作であるのに対し、Green SeriesのDDR3-1333メモリは1.2V動作。メモリの動作電圧を下げることで、システムの消費電力、発熱等を抑えることが可能だ。なお、アクセスタイミングは9-9-9-24と、DDR3-1333MHzとしてはややゆるい。

GeIL「GreenSeries」のDDR3-1333MHzメモリ。通常より0.3Vほど低い1.2V動作が可能