G.SkillがDDR3-2200MHzをデモンストレーションしていた。モジュールはPerfectStorm「F3-17066CL9T-6GBPS」でDDR3-2133の製品。CPUにCore i7-920を用いたデモ機で、ベースクロックを220MHzに引き上げており、CPUは3,300MHz、メモリは2,200MHzというオーバークロック状態。アクセスタイミングも8-9-8-21とかなりアグレッシブな設定だ。

G.Skillは唯一DDR3-2200MHzをデモ

とはいえDDR3-2133MHzモジュールをオーバークロックしたもので、DDR3-2200MHzの製品というわけではない

製品としては最高クロックとなる、DDR3-2133MHzのモジュールを紹介しよう。GeILは「GU36GB2133C9TC」(1.65V 9-9-9-30)を用い、9-9-9-28動作させるデモを行っていた。Apacerは製品化は反応次第としながらもアクセスタイミング10-10-10-30のサンプルを出展。A-DATAは「X Series V2.0 DDR3 2133X」。Teamは「Xtreme DDR3 2133」(1.65V 9-9-9-24)を出展していた。

GeILのDDR3-2133MHzデモ機。メモリファンを追加搭載

ApacerのDDR3-2133MHzデモ機。ファンは装着されていなかったが、ヒートシンクはかなり背の高いものを搭載

TeamのDDR3-2133MHzデモ機。ヒートパイプ式クーラーを通す溝を備えている

また、Walton Cheintechのゲーマー向けブランド「Apogee」でもDDR3-2133MHzが登場していた。デモ機ではヒートシンク/冷却ファン無しのモジュールが動作していた。メモリチップはエルピーダ製で、アクセスタイミングは9-9-9-24、動作電圧は1.65V。製品名が「GT DDRIII 2133」とされているため、他のGTシリーズの例からみれば、実際の製品版ではヒートシンク付きになるものとみられる。

ApogeeのDDR3-2133MHzデモ機。ヒートシンク/ファン無しで動作していた