自室に手軽に設置できるという理由で、ここ数年、液晶一体型PCが注目を集めている。なかでも、液晶の裏側にPCの基本機能を詰め込んで、PC部が外から見えないようデザインされたタイプが人気だ。ソニーでは、このカテゴリーのPCを「ボードPC」と呼んで、早くから積極的に製品展開を行ってきた。本製品「VAIO type L VGC-LV72JGB」は、その最新モデル。
フルHD対応(1,920×1,200ドット)の24型ワイド液晶ディスプレイと、デジタルテレビチューナー2基、BDドライブが、机の上に置けるコンパクトな筐体に凝縮されているのが特長だ。
筐体自体は、好評だった前モデルのデザインを継承しており、大きな変更はない。しかし、グラフィックスが従来のNVIDIA GeForce 9300M GSからGeForce 9600M GTに変更されるなど、基本性能はしっかり強化されている。OSは前モデル同様、64ビット版のWindows Vista Home Premiumで、メモリは標準で4GBを搭載。そのため、OSの動作もキビキビとしており、反応がもたついてストレスがたまるということもほとんどない。
CPUは、Intel Core 2 Duo E7400(2.8GHz)で、HDDは大容量の1TBを標準装備する。このほか、1000BASE-T対応のLANポートやIEEE 802.11b/g/n準拠のワイヤレスLANなど、通信機能も高速。付属のワイヤレスキーボードにはFeliCaポートが内蔵されており、おサイフケータイなどとの連携も簡単だ。なお、本製品のベンチマーク結果は下表の通り。CPU性能、グラフィックス性能ともに高く、当分の間は力不足を感じることなく、安心して使える性能だと言えるだろう。
■3DMark06 | |||
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3DMark Score | SM2.0 Score | HDR/SM3.0 Score | CPU Score |
6184 | 2530 | 2429 | 2441 |
■PCMark05 | ||||
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PCMark Score | CPU Score | Memory Score | Graphic Score | HDD Score |
N/A | 6873 | 5307 | 7565 | N/A |