入力は、すでに記したUSBとミニD-Sub15ピンによるアナログ入力のほか、コンポジット、Sビデオを備えている。別売りのケーブルを使えば、コンポーネントやD1~D4出力からの入力も可能だ。
重量は、モバイルプロジェクタとしては平均的な約2.7kg。それでいて、フットプリントはA4に近いサイズで非常にコンパクトに収まっている。専用の収納ケースも付属しており、手軽に持ち運ぶことが可能だ。
また、通常のプロジェクタは非常に熱を持つが、本機は本体を冷やすためのクールダウンを必要としない。プレゼンが終わったあと、すぐに片付けて移動できるのは小さいようでいて実はかなり大きな魅力だ。
ボタン類は上部にあり、メニューボタンを押すと明るさや傾きなどの微調整が行えるメニューが投写される |
13.3型液晶のノートPC「Endeavor NA802」と接続したところ。コンパクトなボディがわかると思う |
そのほかに便利なのが、動作中にレンズを保護するためのスライド式のカバーを閉じると映像と音声が消えて静音モードになること。プロジェクタは動作音がどうしても大きいため、じっくりと発言したいときや、相手の発言をしっかりと聞きたい場合は気になる場合が多い。しかし、カバーを閉じるだけでその問題を解決できる上に、カバーを開けばすぐに投写を再開できるので、プレゼンのテンポも悪くならないとありがたい機能だ。
100,000円を超えるモデルが多い中で、実用性の高い投写性能とPCとの高い親和性を持ちながら60,000円を切る価格を実現しているのには素直に驚くところ。価格や性能がネックとなってプロジェクタの導入を躊躇している人にピッタリの製品だ。
■仕様 | |
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型番 | Endeavor EB-S6 |
方式 | 3LCD方式(三原色液晶シャッタ式投映方式) |
有効光束(白の明るさ) | 2,200lm |
カラー光束(カラーの明るさ) | 2,200lm |
コントラスト比 | 2,000:1 |
液晶パネルサイズ(対角) | 0.55型 |
液晶パネル画素数(横×縦×枚数) | 800×600×3 |
色再現性 | 1,677万色フルカラー |
RGB信号対応解像度 | アナログ:SVGA+、SXGA、WXGA+(一部のPCでは正常に映らない可能性があります)、WXGA(一部のPCでは正常に映らない可能性があります)、XGA、SVGA(リアル対応)、VGA デジタル:非対応 |
ビデオ対応信号 | NTSC/PAL/SECAM |
走査周波数 | 水平:15~69kHz、垂直:50~85Hz |
投写レンズ明るさ | 1.44F |
投写レンズ焦点距離 | 16.6f |
ズーム | デジタル |
フォーカス | 手動 |
消費電力 | 使用時:246W、待機時:3W |
映像入力端子 | ミニD-Sub15ピン、RCA、S端子 |
映像出力端子 | ミニD-Sub15ピン |
音声入出力端子 | RCA[R/L] |
制御入力端子 | USB端子 タイプB(USBディスプレイ、プロジェクタ制御用) |
スピーカー | 1W×1 |
サイズ/重量 | W327×D245×H92mm/約2.7kg |