次のsは、オブジェクトの拡大率および縮小率を表現する。sの値を0.9にしたものが図20となり、1.1にしたものが図21となる。1にするとオブジェクトは同じ大きさのまま描画される。

図20 sはオブジェクトの拡大縮小を規定する。1未満にすると序々に縮小

図21 1を超えた数値では序々に拡大

  { s 2 } sphere

の部分で描画ツールの形状を指定している。ここを

  { s 4 } box

と箱状の描画になる。sの数値を大きくすると描画サイズが大きくなる(図22)。

図22 描画ツールであるsphereをboxにかえると箱状のもので描画

最後にset maxdepthの値を2000にしてプレビューしてみると図のようなアンモナイトのような形に(図23)。

図23 set maxdepthの値を伸ばすとアンモナイトとも採れる形状に

最初にも述べたようにビットマップデータとして出力できるので、作成したオブジェクトをマウス動かして、見栄えのよい角度を決めたら、[Render]メニューのsave as Bitmapで保存すると作品のできあがり。図はpngファイルにしてブラウザで表示させたものとなる(図24)。

図24 作成したオブジェクトは、マウスでポーズをきめて[Render]メニュー→[save as Bitmap]で書き出せば、Webブラウザでも表示できる。図はpngファイル。