初のIONマザーボードが発売に

注目のMini-ITXマザーボード、ZOTACの「IONITX」が発売となった。IntelのAtomプロセッサに、NVIDIAのGeForceチップセットを組み合わせた製品。これまでAtomを採用したマザーボードでは、世代的に古いIntelの945G系チップセットとの組み合わせが一般的だったが、これでDirectX 10世代の内蔵グラフィックスが利用できるようになる。

ZOTACの「IONITX」。Mini-ITXにしては箱が大きいが、おそらくACアダプタ版と共通にするためだろう

発売されたのはシングルコアAtom版。大きめのヒートシンクが搭載され、ファンレスになっている

ラインナップとしては、CPUがAtom 230(シングルコア/1.6GHz)とAtom 330(デュアルコア/1.6GHz)の2種類、電源がACアダプタ(90W)版とATX 20ピン版の2種類あり、その組み合わせで計4種類が用意されている。第1弾製品となったのは、最も安価なAtom 230+ATX 20ピンの「IONITX-B-E」で、価格は20,000円前後。入荷量は非常に少なく、争奪戦となりそうだ。

バックパネル。グラフィックス出力はVGA、DVI、HDMIの3種類を備える

拡張スロットはMini PCIEのみ。Atom 330版ではWi-Fiカードが挿入される

グラフィックス出力は、VGA、DVI、HDMIの3種類。バックパネルには、USB×6ポートに加え、eSATA×1ポートも備える。NVIDIAのIONリファレンス機では、メモリはDDR3となっていたが、ZOTACの製品ではDDR2メモリを採用している。2スロットで、最大4GBまで搭載が可能だ。