ところで、先ほどの動作デモの写真で、下の方にMini-ITXマザーボードが展示されていたことに気が付いただろうか。地味に置かれているが、じつはこれが、昨年11月のEmbedded Technology 2008レポートでお伝えしたTrinityプラットフォームのMini-ITX版。このボード上に、VIAのCPUとチップセット、S3のGPUが搭載されているのだ。
製品名や詳細スペックなどについては不明だが、すでにサンプルが完成していることから考えると、今年のCOMPUTEXあたりで正式発表される可能性が高そうだ。省電力型のプロセッサと強力なグラフィックスという組み合わせは、NVIDIAのIONプラットフォームとも同じ。こちらも注目となりそうだ。
またMobile-ITXフォームファクタでは、ムービー再生の実機デモが公開されていた。基板自体はEmbedded Technology 2008で公開されたものと同じに見えるが、動作する形では今回が国内初お披露目。年内の量産開始を予定しており、現在、顧客と製品化に向けた話し合いを行っているところとのことだ。