エクスプローラーの良さとコマンドプロンプトの良さをうまく兼ね合わせた操作性を実現している。二つパネルはブラウザなどでよく見るタブにも対応し、タブの横をダブルクリックすると、左右ともタブを増殖させることも可能だ(図15)。

図15 タブにも対応し、任意のタブ数に増やすことも可能

ドライブの上部ボタンは、左から順に更新、コマンドプロンプトの呼び出し、拡張子を限定するマスク、除外するマスク、圧縮の各機能が呼び出せる(図16)。

図16 ユーティリティ機能のボタン.1

圧縮機能はベータ版であるためか筆者の環境ではうまく動作しなかったが、コマンドプロンプトの呼び出しは、現在アクティブなディレクトリをカレントディレクトリに呼び出されるのが便利であり、マスク機能では、指定した拡張子のみ赤色でマーキングして各ディレクトリを横断できる。

また、* / .. ~ = の各ボタンもなかなか便利。"*"は任意に設定できるホームディレクトリ、"/"は、ルートディレクトリ、"~"はユーザーディレクトリ、".."は一階層上へ、"="は左右パネルを同じ階層に合わせる機能をボタンひとつでおこなえる(図17)。

図17 ユーティリティ機能のボタン.2