「Double Commander」

机に散乱する書類管理が仕事の効率化のポイントだったように、デジタル化された現在では、ファイルやフォルダの管理が仕事やタスク処理の原点であろう。新しいPCを購入した時のうれしさは、スペックや所有感だけではない。筆者の場合、特に"更地"状態であるHDDの状況に魅力を感じてしまう。散在するPCのデータを整理整頓する気力が無くなってしまう。

ただ、このご時世、使い慣れたPCのデータ管理も否応なしに行わざるを得ない。そんな状況で目に留まったのが、オープンソースの「Double Commander」だ。このソフトは、Windowsの"エクスプローラー"が左右両方に配置された上に、コマンドラインでのファイル処理にも対応し、実に使い勝手のよい連携技も提供してくれる。ファイル名一括変換機能やファイルの差分比較機能などユーティリティ的な機能も多数盛り込まれていながら、軽快な動作なのも魅力だ。

注意:本稿では、ソフトウェアのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。

Double Commanderをダウンロードするには、SourceForge.netにある同ソフトのWebページにアクセスし、"Download"の文字をクリックする(図1)。Linuxの32/64bit、Windowsの32/64bitの4つのインストーラーがある。ここでは、Windows 32bit版をダウンロードする(図2)。

図1 SourceForge.netのダウンロードサイトで"Download"の文字をクリック

図2 ここではWindows 32bit版を選択

次の画面でインストーラーを選択する。ここでは、exeファイル形式のインストーラーを選択し(図3)、適切な場所へインストーラーを保存する(図4)。

図3 doublecmd-0.4.0.i386-win32.exeをダウンロードする

図4 ここではデスクトップ上に保存

インストーラーをダブルクリックするとセキュリティの警告画面が出現する(図5)。

図5 保存したインストーラーをダブルクリックすると警告画面が出現