なんとCPU/VGAに両対応

ZALMANからは、CPUクーラーとしてもVGAクーラーとしても利用できる「VF2000 LED」が登場。CPU/VGAに両対応といっても、それほど頻繁に付け替えるようなものでもないが、最初はCPUクーラーとして利用して、そのあと新しいものに交換したときに、VGAに流用するといった使い方も考えられるかもしれない。価格は6,000円前後。

ZALMANのCPU/VGA両対応クーラー「VF2000 LED」

対応リストにCPUとVGAが併記されるのも珍しい

製品の大きさは126×110×45mmで、CPUクーラーとしてはロープロファイルと言える。対応ソケットはLGA775およびSocket AM2+になっており、Core i7のLGA1366では利用できない。またグラフィックスカードに設置した時には、3スロット厚となる。対応は、Radeon HD 4870、GeForce 9800 GTまで。

見た目は普通のトップフロー型のクーラー

高さはわずか45mm。スリムケースにもいいだろう

CPU/VGAに両対応というのはかなり珍しいが、型番の「VF」からも分かるように、基本はVGAクーラー。ベース部分にクリップをネジ止めすることで、CPUソケットへの取り付けも可能としている。ファンコントローラ「FAN MATE 2」も付属しており、CPU/VGAのどちらでも利用できる。

CPU用のクリップは取り外し可能。その下にVGA用のネジ穴も見える

CPU用にはクリップとネジ、VGA用にはヒートシンクとネジが付属

左右にずれたツインファン

Cooler Masterからは、「Hyper N620」と「Hyper N520」という2製品が発売となっている。アルミフィンの両サイドにファンが付くサイドフロー型のモデル。ただし、ヒートパイプ付近の風を最も強くするために、ファンの取り付け位置が左右に少しずれているのが特徴だ。価格は、大きめのN620が8,500円前後、小さめのN520が7,500円前後。

右が「Hyper N620」、左が「Hyper N520」

このように、ファンが少しずれているのが特徴

冷却ファンは特性上、中心部よりも外側の方が風が強い。この製品の構造は、この特性を利用したものだ。N620には12cm径のLEDファンが取り付けられており、ヒートパイプは6mmが6本。一方のN520は9cmファンで、ヒートパイプは6mmが5本となっている。