比較環境
今回の比較対象は、同じAtom 230を搭載する「D945GCLF」、デュアルコアAtom版の「D945GCLF2」、そしてVIA Nanoプロセッサを搭載する「EPIA SN」とした。時間がなかったこともあり、これら比較対象のベンチマーク結果は、以前のレビューで使用したものを再利用する。なお、IONのリファレンス機には2GBのメモリが入っていたのだが、容量を揃えるため、1GBに換装した。
■比較環境 | ||||
マザーボード | NVIDIA ION | D945GCLF | D945GCLF2 | EPIA SN(試作機) |
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CPU | Atom 230 | Atom 330 | Nano L2100 | |
動作クロック | 1.6GHz | 1.8GHz | ||
チップセット | GeForce 9400M G | 945GC+ICH7 | CN896+VT8251 | |
内蔵GPU | GeForce 9400M G | GMA 950 | Chrome9 HC | |
メモリ | DDR3-1066 1GB | DDR2-800 1GB | ||
HDD | 2.5インチSATA | 3.5インチSATA | ||
OS | Vista Business | Vista Ultimate |
そのほか、HDDにも違いがあるので注意。過去のベンチマークでは、3.5インチのWestern Digital Caviar SE16 500GB SATAを使用していたが、IONリファレンス機では、付属していた2.5インチのSeagate Momentus 7200.2 200GBをそのまま使っている。またOSもインストールされていたWindows Vista Businessである。メモリやHDDに違いがあるので、マザーボード単体ではなく、プラットフォーム全体としての性能比較と見て欲しい。
Windows Experience Index
まずはWindows Vistaの「Experience Index」でスコアを確認したい。プロセッサのスコアは3.0で、これはもちろんD945GCLFと同じになるが、グラフィックスが4.1から5.9と、大幅に向上しているのが目に付く。グラフィックス性能は期待できそうだ。