選択文字列の拡張に句読点を加えない

Firefoxで文書を選択するときには、文字列の先頭部分をダブルクリックすることで単語を選択し、文字列の文末を[Shift]キーを押しながらクリックすることで選択範囲を確定することが可能です。この際、[Ctrl]+[Shift]+[→(←)]キーで範囲を広げることも可能ですが、この際の選択範囲は単語やPunctuation(句読点)で移動します(図08)。

図08-1 文字列をダブルクリックし、[Ctrl]+[Shift]+[→]キーで範囲を広げますと

図08-2 単語および句読点で区切られます

この設定は「layout.wordselect.stopat_punctuation」で制御されており、既定値である「true」から「false」に切り替えることで、句読点を無視し、単語単位で文字列の選択範囲が行なわれます。日本語を母国語とする我々としては、句点で止まるのであればともかく、読点で止まるメリットは少ないため、有効にすることで文字列の選択が容易になることでしょう。ただし、これらの動作はWindows版Firefoxで検証を行なっているため、Linux版やMac OS X版では動作が異なる可能性があります。あらかじめご了承ください(図09)。

図09 チューニング後は句読点を無視し、

図09 次の単語まで選択範囲が広がるようになります