驚きのノーブランド

AMDの新GPU「ATI Radeon HD 4890」を搭載するグラフィックスカードが、各社から発売となっている。このGPUは、同社のシングルGPUとしてはハイエンドに位置するもの。スペック的には、従来のHD 4870の高速版となっており、コアクロックは850MHz、メモリクロックは975MHzに引き上げられている。価格はおよそ3万円前後。

■各社製品の価格帯
SAPPHIRE製 30,000円~32,000円前後
SAPPHIRE製(平行版) 28,480円(T-ZONE)
MSI製(OC版) 28,500円~32,000円前後
HIS製 29,500円~32,000円前後
GIGABYTE製 32,000円前後
玄人志向製 29,000円~30,000円前後
ノーブランド 24,990円(ドスパラ)

今回唯一のオーバークロックモデルであるMSI製

グラフィックス出力は、DVI×2とHDTV

SAPPHIRE製

HIS製

GIGABYTE製

玄人志向製

シングルGPUの最上位モデルとはいえ、カードとしてのハイエンドにはHD 4870 X2があり、しかも売れ筋であるメインストリームの価格帯もハズしていることから、製品としての位置付けはちょっと微妙。しかしそんな中、「結構売れている」というのがドスパラ秋葉原本店のノーブランド製品。24,990円という安値が注目を集めているようだ。

茶箱に入ったノーブランドのHD 4890

カードはリファレンス通りだ

対抗製品ではカエルが一番乗りか

ATI Radeon HD 4890の対抗として、NVIDIAが投入した新GPUが「GeForce GTX 275」である。搭載グラフィックスカードの発売はまだ少し先と見られていたが、早くも4日(土)にPalitの製品が店頭に並ぶようだ。発売を予定しているのはドスパラ秋葉原本店。入荷は極少量となる見込みで、予価は27,800円だ。

Palit製のGeForce GTX 275カード

数量限定のプレミアVGAも

MSIからは、国内で200本限定というグラフィックスカード「N285GTX SuperPipe OC」も発売となっている。GeForce GTX 285を搭載する製品で、コアクロックは680MHzのオーバークロックモデル。8mm径×2本と5mm径×3本のヒートパイプを採用したオリジナルVGAクーラー「SuperPipe」が特徴だ。価格は44,000円前後。

MSIの「N285GTX SuperPipe OC」

外側のヒートパイプが8mmと太い