最後にベンチマークテストである。PCMark05、3DMark06の各ソフトと、バッテリ駆動時間の測定を行った。バッテリ駆動時間は液晶輝度を最大にして、FFBench3のLowモードを無限ループさせた際の駆動時間である。
PCMark05 | PCMark | 1563 |
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CPU | 1489 | |
Memory | 2342 | |
Graphics | 549 | |
HDD | 5759 | |
3DMark06 | 3Mark Score | 123 |
SM2.0 Score | 57 | |
HDR/SM3.0 Score | N/A | |
CPU Score | 484 |
フルパワーモードにてFFBenchをループさせたバッテリ持続時間 | 1時間54分02秒 |
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結果は、普通のNetbook以上でも以下でもない結果である。3DMark06は若干良い結果に映るかも知れないが、これは1,024×576ドットなので1,024×600ドットの液晶を持つNetbookよりも良いスコアになっただけのことである。
ただ、バッテリ駆動時間はHP 2133よりも確実に伸びている印象を受ける。過去のレビューと比べてみると、測定条件が異なるものの3セルバッテリでは1時間半がせいぜいといったところ。HP 2140はわりとしっかり負荷をかけ続けた状態で2時間を狙える結果である。
CPU性能もVIA C7よりもIntel Atom N270のほうが良好で、性能向上とバッテリ駆動時間の両面を、Atomプラットフォームの導入によって一気に解決した格好となる。Atomプラットフォームになり、液晶解像度も長辺1,024ドットに落ち着いてしまい、いかにも「ふつーのNetbook」のスペックになってしまった。
だが、これは逆に鉄板のスペックでもある。キーボードの打ちやすさやデザインの良さはHP 2133から引き続き健在であり、似たスペックのNetbookを並べても、本製品は魅力ある存在になっている。
■仕様 | |
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型番 | HP Mini 2140 Notebook PC |
CPU | Intel Atom N270 |
チップセット | Mobile Intel 945GSE Express |
メモリ | 1GB |
HDD | 160GB |
光学ドライブ | なし |
グラフィックス | Intel GMA 950 |
オーディオ | High Definition Audio |
ネットワーク | 10/100/1000BASE-T、IEEE802.11b/g |
インタフェース | USB2.0×2、D-Sub15ピン×1、ExpressCard/34/54、SDカードスロット×1ほか |
バッテリ駆動時間 | 約4.5時間 |
サイズ/重量 | 約W261×D166×H27.2~35.5mm/約1.19kg |
OS | Windows XP Home Edition |
直販価格 | 64,890円 |