三角形ソルバ

図5の[数学ツール]から[三角形ソルバ]を選択すると、辺や角度を指定することで、どのような三角形が構成できるかシミュレーションができる(図19)。

図19 三角形ソルバ

実際にやってみたのが、図20である。

図20 三角形ソルバで面積を求める

デフォルトでは、数値で表示される。画面右下の[数値表示]をクリックするとメニューが表示される。そこで、[厳密表示]を選択すると、図21のようになる。

図21 厳密表示

おなじみ(でもないかもしれないが)の1、2、√3という数値が表示される。

単位変換ツール

最後に[単位変換ツール]である。ある単位から他の単位へ変換が可能である。長さ、面積、体積、質量、温度、圧力、重量(質量)、エネルギー、仕事量、速度、時間、力のそれぞれの分野の約100種類の単位に対応している(図22)。

図22 単位変換ツール

Math 3.0で使用した数式やグラフなどは、そのまま他のアプリケーションでも、再利用可能である。図23は、数式をワードパッドにコピーしたものである。

図23 数式をワードパッドにコピー

これまでの数式処理ソフトは、やや敷居の高いものが多かった。Math 3.0では、気軽に数式を操作でき、しかも視覚的に理解しやすい点が特徴といえるであろう。さらに、計算結果や式を保存し、他のアプリケーション上にコピーすることもできる。Word 2007を使用しているのであれば、Math Word Add-in(無償)を併用することで、作成した式や計算結果、グラフをWord 内に簡単に挿入し、学術論文の作成や学校のテスト問題などの作成も可能となる。