Lunascape5.0で表示を変更する

Lunascape5.0では、Webページの表示を自在に行うことができる。その例をお見せしよう。複数のタブを使っている状態から、メニューの[ウィンドウ]→[分割表示]→[重ねて表示]を選択する(図45)。

図45 複数のタブを重ねて表示

Lunascape5.0のウィンドウ内で、自由に動かすことができる。今度は、[ウィンドウ]→[分割表示モード]→[一覧モード]では、等しくタブが揃った状態で表示される(図46)。タブを多く使いすぎて、見たいタブを探す時などに便利な機能だろう。

図46 一覧表示モード

これ以外にも、上下や左右に分割して表示することもできる。Firefox 3などでも、アドオンを使えば、同様のことが可能であろう。しかし、デフォルトでこういった機能があることは、非常にありがたい。 また、最近では、横長のディスプレイを使用する人も多い。ネットブックでは、メニューなどを表示しないで広画面に対応するものだ(マウスを上部に移動すると表示される)。[表示]→[広画面表示]、もしくはF12キーで移行できる(図47)。

図47 広画面モード

その他のLunascape5.0の新機能

Webデザイナに便利な機能が、ブックマークレットである。CSSの有効・無効などの選択してWebページを表示できる(図48)。

図48 ブックマークレット

また、多くのタブを開きすぎた場合に便利な機能が、多段タブの固定である。タブが多段表示された場合、上位にあるタブを選択しても、その段が移動しないものである。場合によっては、移動したほうがわからりやすい場合もある。Lunascape5.0では、この設定を行うことができる。メニューの[ツール]→[Lunascapeの設定]を選択する。[Lunascape設定]ダイアログが表示されるので、[タブ]の[全般]を選択する(図49)。デフォルトでは、[多段タブの固定表示をする]にチェックが入っているので、お好み応じて変更するとよいだろう。

図49 多段タブの固定表示をする

本稿では、Lunascape5.0の新機能などを中心に解説をしたが、新機能以外にも、便利な機能がたくさんある(紙数の関係で紹介できなかったが)。とくにカスタマイズは、機能だけでなく、インタフェースやデザインを変更といった多様なことが可能である。自分好みのWebブラウザにすることができるであろう。セキュリティ対策も他のWebブラウザなと比較しても遜色のない機能を持っている。今後、利用者が増え、さらなる充実が期待される。