金融不安に物価高騰の世の中で、家計簿が脚光を浴びています。少しでもお金を節約したいなら、まずは家計簿をつけて、お金の出入りを管理するところから始めるのが、肝要だからです。そこで、今回から4回シリーズで、みんなが家計簿をどのようにつけているのかを紹介します。第1回は節約主婦のDECOさんにノウハウを伺いました。
プロフィール
節約主婦 DECOさん : 30代専業主婦。夫と子ども2人の4人家族。節約生活を応援するサイト「DECOBOXで節約上手」を運営
結婚後5年で1,000万円を貯蓄した節約主婦 DECOさんお薦めの家計簿テクとは
DECOさんは、2003年より節約生活応援サイト「DECOBOXで節約上手」を運営。結婚後わずか5年で、マイホーム頭金用に1,000万円を貯蓄したという節約上手です。ただし家計簿は、結婚当初、パソコンの家計簿ソフトを使用。クラッシュしてデータを消失して以来「やめてしまいました」という挫折経験も。
「パソコンの家計簿って、記帳の度にいちいちパソコンを開かなければいけないのが億劫で。それに自動計算してくれるのは有り難いんですけど、財布の中身と微妙にズレるのに、ちょっと嫌気もさしていました(笑)」
そんなDECOさんが、再び家計簿に取り組もうと思いついたのは昨年秋。リーマン・ショックに端を発する金融危機で世の中は、暗い雰囲気に。お財布の紐を引き締めなおしたほうがいいかも、と夫婦で話し合った結果、
「子供が大学に行く頃に、お金が貯まってなかったら……。今の使いたい放題の生活に歯止めをかけなくちゃ、ということを主人と再認識したんです」
節約主婦 DECOさんのモットーは「守れる予算を立てるべし!」 |
リーマン・ショックから再び始めた家計簿。まずは、食費の無駄を減らすことから
そこでDECOさんが至急、やらなきゃいけないということになったのが、「食費の無駄を減らすこと」。その手段として、幼稚園ママ友達に勧められた『予算生活の家計簿』(婦人之友社)を使って、家計簿をつけることになりました。これは日本初の女性新聞記者・羽仁もと子さんによる『羽仁もと子案 家計簿』に、家計当座帳機能を加えたものです。次ページでは、節約主婦 DECOさんの家計簿テクを記入例とともに紹介!