GeForce GTS 250は11日発売

NVIDIAから新GPU「GeForce GTS 250」が発表された。搭載するグラフィックスカード製品については、複数ショップより「11日に発売」との声が聞こえており、ドスパラ秋葉原本店では動作デモも披露されていた。

「GeForce GTS 250」の動作デモ

動作デモに使われていたのは、Palit製のメモリ2GBモデル。シングルGPUで2GBという大容量メモリを搭載する製品も珍しい。実際のパフォーマンスにどの程度の影響があるかは未知数だが、注目だ。予価は、2GBモデルが21,800円、1GBモデルが17,800円、512MBモデルが15,800円。

512MB/1GBモデルも展示中

各モデルとも外観は同じ

GeForce GTS 250は、従来のGeForce 9800 GTX+と同等のパフォーマンスを実現しつつ、低価格化を達成したもの。こんなハイエンドクラスの性能が1万円台後半で入手できるのだから、昨今のグラフィックス能力の向上は恐ろしい。なおこれにあわせ、同ショップではPalit製のGeForce 9800 GTX+搭載モデルが13,980円の特価となっている。

VGAにもUltra Durable

「Ultra Durable」と言えば、GIGABYTEのマザーボードに搭載される品質技術としてお馴染みであるが、同社はこれをグラフィックスカードにも適用。GeForce 9600 GTを搭載する「GV-N96TZL-512I」「GV-N96TZL-1GI」の2モデルが発売となっている。価格は、メモリ512MBの前者が11,500円前後、同1GBの後者が15,000円前後。

Zalman製のVGAクーラーを採用している

Ultra Durableの性能をアピール

VGA版のUltra Durableでは、最新のUltra Durable 3と同様に、2オンスの銅箔層、日本製の固体コンデンサ、フェライトコアチョーク、低RDS(on) MOSFETを採用。このほかVGA独自にSamsung/Hynix製のメモリーも含む。こういった高品質パーツの採用により、同社はGPU温度の5~10%の低下、オーバークロック能力の10~30%の向上、スイッチングロスの10~30%の低下が期待できるとアピールしている。