ハードウェアのインストール

A2000はベアボーンなので、メモリとHDDはユーザーが別途用意する必要がある(CPUはオンボード)。メモリはDDR2-667/533のSO-DIMMが利用でき、スロットは1つ(最大2GBまで)。HDDはSATAインタフェースがドーターカード「NSD7200-A」に2つ用意されている。ただし、RAIDには対応していない。

A2000のキット内容。電源はACアダプタ

別途用意するのはHDDとメモリのみ

ケース内部は狭く、メモリの設置が少しやりにくいが、特に難しいというほどではない。HDDはフロントパネルを開けて、前方からスライドさせて中に入れる。奥のコネクタにガチャッと押し込むだけなので設置は簡単だ。ホットプラグにも対応しているようなので、リムーバブルケースのように、外部から直接アクセスできる仕組みがあっても面白かったかもしれない。

本体カバーを開けて、SO-DIMMメモリを装着

フロントパネルを外してHDDを入れる

ドーターカードにはSATAコネクタが用意されている

HDDとメモリの装着が完了したところ

OSのインストールとテスト

対応するOSは、Windows XP/Vista、Ubuntu 8.04、SUSE Linux Enterprise Desktop 10 with Service Pack 2など。A2000には光学ドライブは内蔵できないため、USB接続の外付けドライブなどを利用してOSをインストールする。今回はWindows Vista Ultimateで試した。

動作に関しては、ほとんどもたつきを感じることもなく、快適に利用できるレベルだ。さすがにHD画質になると無理があるだろうが、Chrome9コアの動画再生支援機能が利用できるので、DVDの再生くらいなら全く問題なく対応できる。

システムの消費電力は、アイドル時が28Wで、DVD再生時が40W前後(外付けドライブを使用)だった。付属するACアダプタの容量は75Wなので、もう1台HDDを追加しても十分余裕はありそうだ。