なにも考えずに撮っていませんか?
ケータイにカメラが内蔵されるようになってからおよそ10年が経とうとしている。その間ケータイのカメラ機能はさまざまな進化を遂げ、画素数も約800万画素までに達した。普段カメラを持ち歩かなくてもケータイさえ持っていれば、いつでも気軽に写真を撮影することができるようになった。
写真をメールでやりとりすることも(いわゆる写メ)、印刷することも簡単だ。最近ではブログや「mixi」などのSNSへの投稿、ネットオークションでの商品画像として利用するといった使い方も珍しくない。ただ、ケータイカメラの利用が一般的になった一方で、ピンボケ写真や色味の不自然な写真を多く見受けるようになった。あなたは、ケータイカメラの使い方や操作方法をよく理解しないまま、ただシャッターボタンを押してはいないだろうか。それではきれいな写真を撮ることはできない。
せめて、ケータイカメラの基本は押さえておきたい。今回は、改めてピントの合わせ方やホワイトバランスの設定・明るさの設定などについて紹介していこうと思う。基本を意識できれば、これまでよりもずっとキレイな写真を撮れるようになるだろう。
今回、撮影に使用した機種は、auの最新EXILIMケータイ「W63CA」(カシオ計算機製)だ。カメラ機能の詳細についてはこちらの記事を参照してほしい。