わずか0.99秒で起動するカメラで素早く撮影を楽しめる
まずは930CAのカメラ機能について紹介していく。前項でも触れたが、特筆すべきはカメラの起動速度だろう。800万画素以上のカメラを搭載した携帯電話としては世界最速の0.99秒(2009年1月9日ROA調べ)でのカメラ起動を実現している。
実際にカメラ起動してみると確かに速い。端末側面に配置されたカメラ専用ボタンを押すとすぐに、ディスプレイがファインダー表示になり撮影の準備が完了する。カメラを起動して、撮影画面が立ち上がるまでじっと画面を見つめている――ケータイカメラ利用時にありがちな光景だが、930CAユーザーであれば、こういった待ち時間が気になることはなくなるだろう。
また、930CAがスライド機構を採用している点もカメラを素早く起動するのに一役買っているのを忘れてはならない。通常の2軸ヒンジの折りたたみ端末の場合、デジカメスタイルで撮影するには、ディスプレイを開いて回転させる必要がある。だが、最初からディスプレイが露出した状態のスライドタイプであれば、端末を取り出して横向きに構えればすぐに撮影できる。スライドタイプだからこそ0.99秒の起動速度が活きるのだ。
撮像素子はau向けのEXILIMケータイ W63CAと同じく有効画素数約809万画素CMOSセンサを採用。画像処理エンジンには、デジタルカメラEXILIMの画像処理技術をケータイ向けにカスタマイズした「EXILIMエンジン for Mobile」を搭載した。カメラレンズは、広角28mm。8メガサイズを含む全サイズで、約3倍のデジタルズームが利用可能だ。
側面のカメラボタンを押すと、瞬時にカメラを起動することができる |