「デジ造Radio Player」の初回起動時には、放送局をスキャンして登録しなければならない。しかし手作業は一切必要なく、ソフトが自動的にスキャンしてくれるので、とてもお手軽だ。スキャンした放送局が少ない場合は、アンテナの位置を変えて、再度スキャンを行なってみよう。今回は新宿にあるビル内で検証したが、FM/AMともに問題なく受信できた。ただし、AMに関してはアンテナの位置で受信感度が大きく変わるので、窓際に設置するのが吉だ。また、夜にあると電波が強くなるので、時間を変えて再スキャンするのも手だろう。

ラジオ再生・設定管理ソフト「デジ造Radio Player」。番組の予約やタイムシフト録音が可能

ウィンドウ下部にある[スキャン開始]ボタンをクリックして、受信可能な放送局をスキャン

電波を受信した局の周波数が表示される。「放送局名」をダブルクリックすると、局名を入力可能

[OK]ボタンをクリックして設定画面を閉じれば、いよいよラジオの再生開始だ。再生中の番組を録音するには、コントロールパネル右上の[録音]ボタンをクリックするだけ。デフォルトではWMA形式で録音され、録音したデータはWindows Media Playerなどで再生可能である。

ラジオ番組を録音するには、[録音]ボタンをクリックする

特に設定を変えない限り、ビットレート128KbpsのWMA形式で録音される

コントロールパネルには、各種ボタンが用意されている。録音した番組を再生するには、[プレイリスト]ボタンをクリックし、リストの中から再生したい番組を選ぼう。またFM/AMを瞬時に切り替えたり、リスト内にある放送局へ切り替えることも可能だ。

「録音されたファイルの保存場所表示」をクリックすると、プレイリストが表示される

登録済みの放送局を、リストから選択することも可能

コントロールパネル右端の三角ボタンをクリックすると、選局用の操作ボタンが現われる

iPodへの転送を試してみる

コントロールパネルの「設定画面表示」をクリックし、「録音形式」で「Other」の「iPod」を選択しておく

iPodでの再生用に番組を録音するなら、あらかじめ録音時のファイル形式を変更しておこう。設定画面の「録音形式」で「Other」を選び、プルダウンメニューから「iPod」を選択しておけば、iPodで再生可能なAAC形式での録音が可能だ。WMA形式やWAV形式でも転送できるが、一度iTunesでファイル形式を変換する必要があるため、AAC形式を選んでおくと何かと便利である。

iPodへの転送には、iTunesを利用する。iTunesのメニューから[ファイル] - [ファイルをライブラリに追加]と選び、録音したファイルを選択。後は、いつも通りの手順でiPodへ転送すれば、録音した番組をiPodで再生できるようになる。とってもお手軽だ。

iTunesのメニューから[ファイル] - [ファイルをライブラリに追加]と選択

iPodへ転送可能な他、iTunes上でも再生可能だ