プリンストンテクノロジー「Digizo」シリーズのひとつに、AM/FM対応のUSBラジオチューナー「デジ造 Radio版」(PCA-RCU)がある。USBメモリのような外観の本体をPCに接続し、ラジオ再生・設定管理ソフト「デジ造RadioPlayer」でラジオ番組を再生できる他、スケジュール予約やタイムシフト録音など、多彩な機能を利用できる。録音した番組は、iPhone/iPodや携帯電話などの端末でも再生可能だ。
主な仕様 [対応フォーマット] M4A(AAC)、WMA、WAV(PCM) [アンテナ] 外付けループアンテナ(AM)、外付けロッドアンテナ(FM) [インタフェース] USB 2.0 [付属ソフト] ラジオ再生・設定管理ソフト「デジ造RadioPlayer」 [対応OS] Windows XP SP2以降/Vista [サイズ/重量] W32×D84.5×H15mm/約20g [直販価格] 6,980円(プリンストンダイレクト)
ラジオはPC & iPodで聞く時代!?
筆者が初めて購入したラジオは、いまは無きアイワ製のAMラジオである。価格は2,000円弱で、当時小学生だった筆者は、「進め!おもしろバホバホ隊」や「ラジオはアメリカン」などの番組を、親に隠れて布団の中で聞いていたものだ。中高生の頃になると、ダブルラジカセで"ハイポジ"のテープに曲や番組を"エアチェック"し、"インレタ"のシートでラベルを作っていた。うん、30代以上の人にしかわからないネタですな。
そんな話はさておき、ラジオといえば携帯ラジオかラジカセ、ステレオで聞くものと思っていたが、最近はPCでも聞けるようである。USBラジオ自体は数年前からその存在を知ってはいたが、これまで触れる機会はなかった。
しかし、最近またUSBラジオが人気のようだ。その理由は、どうやらiPodにあるらしい。PCで録音した曲や番組をiPodに転送し、外出先で楽しむというスタイルだ。そこで、プリンストンテクノロジーのAM/FM対応のUSBラジオチューナー「デジ造 Radio版」(PCA-RCU)を使って、PCと携帯端末での使い勝手を検証してみた。
デジ造 Radio版の外観は、ちょっと大きめのUSBメモリといった印象だ。USB端子の反対側にはアンテナ接続端子が配置され、付属のコードでFMアンテナとAMアンテナに接続する。アンテナのコードはやや長めなので、PCからちょっと離れた場所でも、アンテナを設置可能だ。
FM受信用のロッドアンテナ。アンテナ基部には磁石を配置。なお、テレビ用周波数帯域とFM放送用周波数帯域が重なっているため、(立地条件にもよるが)F型端子でテレビ用アンテナと「デジ造 Radio版」とを接続することで受信状況が大幅に改善することがある。またケーブルTV局には、FM放送の再送信を行っている会社もある。ケーブルTVを利用している方は、そちらを使うのも手だろう |
ドライバをインストール後、アンテナを取り付けたデジ造 Radio版をPCに接続し、ラジオ再生・設定管理ソフト「デジ造Radio Player」を起動すればOK。これだけで、ラジオを聞けるようになるのだから、便利になったものである。