TVアニメやゲームなど、数多くの作品の主題歌を担当する佐藤ひろ美。彼女の5枚目のアルバムとなる「メリー! メリーゴーランド」が2月4日にブロッコリーから発売された。そこで今回は、アルバム発売記念ということで、新アルバムの話を中心に、曲作りや近況などを佐藤ひろ美自身に語ってもらった。
佐藤ひろ美が語る5thアルバム「メリー! メリーゴーランド」
――まずは、今回発売された「メリー! メリーゴーランド」の概要を教えていただけますか
佐藤ひろ美 |
「オリジナル曲を2曲入れさせていただいたほか、2004年に発売された『ギャラクシーエンジェル』の主題歌になっている『Angelic symbphony』をリアレンジしたものや、3月にリリースされる『ギャラクシーエンジェルII 永劫回帰の刻』の主題歌となっている『太陽ノ紅響曲(アリア)』、そのほかゲーム、アニメのイメージソングなど、全15曲が収録されています」
――今回のアルバムにはゲーム関連の楽曲が数多く収録されていますが、曲作りの際、実際にプレイはなされますか?
「ちゃんとプレイするようにしてますね。曲を作るときには、まだゲームができあがっていないことも多いのですが、そういった場合は、プロットや資料をできるかぎり全部いただいて、全部目を通してから、イメージを膨らませます。アニメの場合も同じですね。原作の単行本なども全部読みます」
――世界観などをすべてつかんでから曲を作るということですね
「そうですね。曲作りだけではなく、レコーディングの際も、ブースにキャラクターの絵を貼ったりして、作品の世界観を大切にしています。その作品においては、自分もひとりのクリエイターとして、そしてスタッフとして参加している気持ちで表現し、作り上げていければいいなと思っています」
――声優として実際に作品に参加されることもありますよね
「実は3月にリリースされる『ギャラクシーエンジェルII 永劫回帰の刻』にも声優として出演させていただいています。役柄についてはまだ秘密ですが(笑)」
――CDを聴かせていただいて感じたのですが、曲によって歌い方だけではなく、声も変えていますか?
「はい。アニメやゲームの世界観や伝えたいテーマがもっとも現れるのが、オープニングテーマだったりエンディングテーマだったりすると思うので、私もその世界観を伝えるために、声や歌い方を極力その世界観に近づけて演じるように歌いたいなって思っています。作品の世界観に染まって歌うというのは、デビュー当時から一貫していますね。もちろんオリジナル曲は、私の思っていることを伝えるものなので、素直に私らしく歌っています」
――ちなみに、最近ハマっているゲームなどはありますか?
「最近はですね、ファンの方からいただいた『パンダさん日記』というパンダを育てるゲームを一所懸命やってまして、朝起きたら必ずゲームの電源を入れて、パンダをちょっと撫でて、笹をあげてから、事務所に行くようにしています(笑)。ちょっと癒されたくて……」
――最近はお疲れですか?
「お疲れかもしれないですね。アルバムの製作だったり、いろいろなお仕事がちょうど重なっていましたので。私、パンダが大好きなんですよ。本当は、和歌山の白浜にある動物園に行って、生まれたばかりの双子のパンダを見に行きたいくらいなんですけど、なかなか行ける機会がないので、パンダさん日記で(笑)」