プレイステーション・ポータブル向けの『アイドルマスターSP』の発売も間近と迫っているが、それに先駆けて、アイドルマスターCDの新シリーズ「MASTER SPECIAL」の第一弾が2月4日にリリースされる。

「THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 01」のジャケットはリバーシブル仕様。内容についての詳細はこちらを参照してほしい

これまでリリースされていた「MASTER ARTIST」シリーズとはちがい、アイドルが2人ずつ登場する「MASTER SPECIAL」。新曲はもちろん、カバー曲あり、REM@STER曲あり、さらにはトークありの盛りだくさんの内容となっている。そこで今回は、マスコミ向けに開催された「アルバム試聴会」において、第一弾「MASTER SPECIAL 01」に登場する天海春香役の中村繪里子と高槻やよい役の仁後真耶子が語った、それぞれの曲への想いや、レコーディングの際のこぼれ話、さらにはPSP『アイドルマスターSP』についてなど、さまざまな彼女たちからのメッセージをを紹介しよう。

天海春香役の中村繪里子(右)と高槻やよい役の仁後真耶子(左)


天海春香「乙女よ大志を抱け!!」

中村「すごく王道のアイドルソングだと、皆さんも言ってくださいましたし、中村自身もそう感じています。ですが、アイドル生活のことは一切歌っていなくて、女子校生活を歌っているような感じで、"普通の女の子なんだよ"ということが存分に歌詞の中で語られていまして、曲のアイドルっぽさと普通の女の子っていうもののミックス感がベスト! という風に感じました。収録をさせていただいたときの音源と、こうしてできあがったものを比べると、華やかさとか、重さとか、強さみたいなものが、まったく違っていまして、いろいろな人の力で、良い曲になっているなっていうのを、今すごく感じています(笑)。歌詞も曲もあわさって、春香の女の子らしさと春香のアイドルらしさが存分に出ている曲になっているのではないかなと思います」

――「MASTER ARTIST」シリーズの「I Want」と比べて
中村「どちらも春香としてはアリなのかなって思いました。『I Want』は、ステージに立っている春香というイメージがあったんですけど、それに対して今回は、そうではない内面の部分が描かれているので、「MASTER ARTIST」と「MASTER SPECIAL」というものの対比として、春香にとってすごく良い曲を書いていただいたなと思います」


高槻やよい「ゲンキトリッパー」

仁後「今までのやよいが、『MASTER ARTIST』やゲームなどで歌わせていただいたのとは、少し雰囲気がちがう感じで、大人ではないけれども、甘えたようなところが少なくて、元気な感じがすごくあって……。今回の表紙のイラストがけっこうボーイッシュな感じになっているんですけど、その雰囲気とすごくあっています。曲とイラストと歌がピッタリと合っていて良かったなって思いました。なかなか、そういった感じのものがなかったので、やよいの新たな一面が出せたのではないかなと思います」

――「MASTER ARTIST」シリーズの「キラメキラリ」と比べて
仁後「『ゲンキトリッパー』は、みんなが『高槻やよいはこういう子だな』って思うようなイメージとピッタリはまったような感じで、聴いていて楽しくなったりする曲です。『キラメキラリ』と同じように"元気"をもらったりするような曲なんですけど、またちがったカタチの元気……、うまくいえないんですけど、お姉さん的というか、上からということではなくて、ちょっと芯があって、『元気に頑張っていこうよ』って引っ張っていけるようなところがあって、そういう感じを出せたんじゃないかなって思ってます。私も個人的に、この歌はとても楽しんで歌えました」

次ページでは、カバー曲とREM@STER曲を紹介