高槻やよい&天海春香「L・O・B・M」

仁後「この曲を最初にいただいとき、『なんかアイドルマスターだな』って、明るい感じで、すごくいいなって思いました。この曲を収録するちょっと前に、繪里ちゃんと会う機会があって、そこで、この曲の歌詞が、縦に並ぶと「あ」「い」「う」とかになっていることを聞きまして、それまで気付かなかったんですが、『あ、面白いな』って、そういう言葉遊びみたいなところがあって素敵だなって思いました。『i(REM@STER-A)』は繪里ちゃんが先だったんですけど、この曲のレコーディングは私が先だったので、『これって決まっちゃったら、もうそれになっちゃうんだ。どうしたらいいかな』って思っていたんですが、あまり考えず、本当に曲のまんま、元気に楽しく、歌わせていただきました」
中村「歌詞カードをご覧になっていただくとわかるのですが、この曲だけ見開きを使っているんですよ。とにかくボリュームがすごい曲なんですね。あと、レコーディングが終わって、仁後さんの分と重ね聞きをしたとき、この曲は『2人のほうが全然いい』というのを実感しまして、ということは、もっともっと人が増えて、全員で歌っているバージョンとかがあったら、もっとよく聴こえるんじゃないのかなって思いました。これは、『MASTER ARTIST』のときの共通新曲だった『i』でも同じようなことを思ったので、やっぱりこの曲が、『MASTER SPECIAL』シリーズの代表曲なんだなっていうのをすごく感じました」

ちなみに「L・O・B・M」というタイトルの意味は現時点ではまだ秘密とのこと。なお、「MASTER ARIST」シリーズの共通新曲として6バージョンすべてに収録されるわけだが、ミックスやオケなどが少しずつ異なるものが収録されていくようだ。そのあたりの微妙な変化もしっかりとチェックしておきたい。


トークについて

中村「台本はもちろんあるんですけど、ラジオっぽく、フリーで喋っている空気を大事にして収録しました。ただ、なぜか春香とやよいだと"食べ物"、みたいな感じになって……」
仁後「こういったセリフの収録って、立って収録することが多かったんですけど、テーブルの上に台本と、お菓子がどっさりとあって、ラジオの収録みたいに向かい合ってやりました」
中村「で、そのお菓子の山とマイクで、微妙に真耶ちゃんが見えない(笑)」
仁後「そそ、繪里ちゃんもちょうどマイクのところに顔があって(笑)」
中村「だからね、すごくドキドキしてたね。今しゃべって平気? 大丈夫? ここアドリブとか入れて平気? みたいな、そんな微妙な緊迫感がすごく良い刺激になっているんじゃないでしょうか」
仁後「本当にマイクを回しっぱなしで、『じゃ、ここからここまで録りましょう』って始まったら、そのままお菓子を自分でガサガサと開けたりしながら……(笑)」

お菓子がらみの音はSEではなく、本物の音となっている点も、注意して聴いていただきたい。

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