Radiant CXI1000G45標準構成をベンチマーク

最後におなじみの3Dベンチマークソフト「3DMark Vantage」と、総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」、Windows Vista標準の「エクスペリエンス インデックス」でRadiant CXI1000G45/7300の性能を測ってみた。

■3DMark 06 (OS:Windows Vista/解像度:1280×1024ドット)
Overall 976
SM2.0 Score 297
HDR/SM3.0 Score 385
CPU Score 2239
■PCMark Vantage (OS:Windows Vista/解像度:1280×1024ドット)
Overall 2956
Memory 1693
TV and Movie 2719
Gaming 2132
Music 3471
Communication 3987
Productivity 3346
HDD 2804

Windows Vista エクスペリエンス インデックス

コンパクトきょう体にメインストリームスペックがぎゅっと詰まったPC

上記ベンチマークスコアを見ると、3D性能こそふるわないがチップセット統合グラフィックスであることを考えればまずまず。コンパクトなPCで3Dゲームを望むということも無いだろうから、主にインターネット~映像再生/編集などを含むマルチメディア用途向けと言えるだろう。その視点からPCMark Vantageのスコアを見ると、MusicやCommunication、Productivityで十分なスコアと、そしてTV and Moviesでも問題の無い水準と言って良いだろう。なお、USB2.0周辺機器やRadiant CXI1000G45の搭載するPCIe x1拡張スロットでこうした方向性を補うことも可能だ。

このままでも十分だが、BTOでパワーアップさせるとしたらメモリとHDDだろうか。搭載するOSによって異なるが、今回Vistaで計測したこともあり、メモリスコアがやや低かったように思えるほか、HDDは標準構成の80GBでは用途によっては少ないと感じるユーザーも多いのではないだろうか。このようにニーズに応じてBTOで高性能化を狙えることも含め、コンパクトサイズであってもデスクトップPCに見劣りしないパフォーマンスを求めるユーザーに注目していただきたい製品だ。

■レビュー機の仕様 ※製品はBTOカスタマイズに対応
型番 Radiant CXI1000G45/7300
CPU Intel Core 2 Duo E7300(2.66GHz)
チップセット Intel G45 Express+ICH10R
メモリ DDR2 SDRAM 1GB(512MB×2)
HDD Seagate ST380815AS(80GB 7200rpm 8MB SATA)
光学ドライブ DVD-ROM(SATA)
グラフィックス オンボード(GMA X4500HD)
オーディオ 7.1ch HDオーディオ
ネットワーク 10/100/1000BASE-T LAN
インタフェース USB2.0×8(バックパネル×6、フロント×2)、IEEE1394×1、eSATA×1、HDMI
拡張スロット PCI Express x1×1(空き1)
サイズ W229×H229×D239mm
OS オプション
付属品 キーボード(Logicool iK21-BK)、マウス(Logicool SOM-20BK Optical)、ユーザーズガイド、電源ケーブル、各ドライバディスク、1年間保証
直販価格 68,800円