ロードマップでは、デスクトップ向け45nmプロセッサのダイバリエーションは3つ存在することが明らかにされた。45nmプロセッサ・ダイ・バリエーションでは、L3有りクアッドコア、L3無しクアッドコア、デュアルコアの3つ。このうち、クアッドの2つのバリエーションからはトリプルコアのPhrnom II X3(?)などが派生する可能性も示唆され、AMDの45nmデスクトッププロセッサは今後幅広いバリエーションで展開される見込みである。また、先日発表されたAthlon Neoに関しても記述があり、2009年中には45nmプロセス化されたデュアルコアプロセッサとして「Conesus」も登場予定とのこと。Conesusのスペックとしては、キャッシュが1M、DDR2メモリをサポートするといった内容の記述があった。
そして、翌11日に実施された「PhenomII Extreme OC Party」に関するプレビューも行われた。こちらはOVERCLOCK WORKSの渡辺氏が参加。倍率固定解除されたPhenom II X4 940 Black Editionのオーバークロック視点でのメリットなどを紹介したほか、液体窒素冷却の手法も実演された。この場では動作デモは行われなかったものの、実際にタンクからカップへ、カップから専用のCPUクーラーへと注がれ、モクモクと気化してゆく様は来客者の注目を集めた。なお、11日のPhenomII Extreme OC Partyでは、液体窒素冷却にて6235.41MHz、6231.19MHzというハイクロックワールドレコード1位、2位を記録したとのことだ。