ベンチマーク環境

今回は、NVIDIAの最上位シングルGPUである「GeForce GTX 280」と比較してみた。本来ならば「Radeon HD 4870 X2」などとも比較してみたかったのだが、年末年始にテストしたこともあり、機材調達がうまくいかず、これは後日再テストして詳細版としてご報告したい。ただ、ほぼ同一構成で以前計測したデータはあるため、今回は参考としてこれを添える。注意していただきたいのは、ドライバの更新などでRadeon HD 4870 X2も現時点で再計測すればさらにスコアが伸びているかもしれない点だ。その他の機材は、CPUが「Intel Core 2 Duo E8500(3.16GHz)」マザーボードがIntel X38 Expressチップセットの「Intel DX38BT」などである。

CPU Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
Motherboard Intel DX38BT
Chipset Intel X38 Express
ChipsetDriver Intel INF 8.3.1.1010
Memory DDR3-1333(1GBx4/9-9-9-24) GeIL G32GB1333C9DC×2
Graphics GeForce GTX 295 GeForce GTX 280 Radeon HD 4870 X2(参考)
GraphicDriver Forceware 180.87 Catalyst 8.6Sample
HDD WD WD3200AAJS-B4A(320GB/7200rpm/8MB)
OS Windows Vista Ultimete SP1 32bit(E)

このほか、ひとつ変更点があるのが、ベンチマークテスト用の電源である。今回用いたのはクーラーマスターの「UCP 900W」。これまでベンチマークに使用してきた電源と比べ250Wほど容量がアップしたほか、電力効率面でもUCP 900Wは上位グレードの80 PLUS SILVERに対応した製品である。これらの点から、ワットチェッカーによる消費電力計測では同じ構成でも若干省電力な数値が出る可能性がある。そのため、今回のテストで消費電力の比較を同じページに掲載するのは、ベンチマークソフトのスコア以上に公平さを欠くと判断したため、見送った。こちらの結果も他のテストと同様、後日の詳細版をお待ちいただきたい。ところで、ハイエンド構成とはいえ、可能な限りのエコが求められる時代であるし、もちろん電気代という形で筆者の懐にも優しくなるのも嬉しいところである。

CoolerMaster「UCP 900W」は電力効率の高い80 PLUS SILVER認証を受けた電源ユニット