日本の大学のブース

日本の大学もかなりの数がブースを出している。一部、漏れてしまった大学もあると思うが、日本の大学のブースの模様を紹介する。

北の北海道大学(左)、南の九州大学(右)

国内トップの東大T2Kを有する東京大学(左)、国内2位のTSUBAMEをもつ東京工業大学(右)

SX-9を有する東北大学(左)、CRAY XT-5を有する北陸先端科学技術大学院大学(右)のブース

奈良先端科学技術大学院大学(左)と大阪大学(右)

関西大学(左)、同志社大学(右)

埼玉工業大学

日本の研究機関のブース

また、多くの日本の研究機関が展示ブースを出していたのであるが、全部はカバーしきれないので、一部を紹介する。

GRAPEプロジェクト(左)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)

次世代日の丸スパコンを開発する理化学研究所(左)と場所の良い産総研(右)

日本原子力研究開発機構(JAEA)(左)と統計数理研究所(右)

会場のインフラ通信網「SciNET」

SC会場のインフラ通信網であるSciNETのインタコネクト機器は、メーカー各社が貸与しているが、CiscoやNortelなど米国、カナダのメーカーがほとんどで、日本のメーカーの製品は富士通のFlashWaveだけであった。このFlashWaveは、SC会場の機器を繋ぐ内部ネットから外部ネットに繋がる部分で使われていた。

SciNETのスイッチ群(左)とその中の富士通のFlashWave(中央のラックの上の2つの筐体)(右)

なお、SC08会場では無線LANが提供されており、最大同時接続数は2,100に達し、SciNETや各社の展示ブースの消費電力の合計は3.8MWに上ったという。

昨年は、CRAYが直前に発表したハイエンドスパコンのXT-5とX2を展示したり、IBMが水冷のp575を抜き打ち展示したりと大型の新製品が多く派手であったが、今年は開催直前の発表も少なく、全体的には地味な感じであった。しかし、昨年はNECのSX-9は箱だけのモックアップであったのに対して、今年は実機で、それも中を開けての展示で大サービスというように、詳しく見ていくと、興味を引く製品が見られる展示であった。