進水式は、プロデューサーの日比野克彦氏をはじめ、横浜市開港150周年・創造都市事業本部の川口良一本部長、横浜トリエンナーレの総合ディレクター水沢勉氏、横浜開港150周年記念テーマイベントの総合プロデューサー小川巧記氏といった横浜市関係者らに加え、Y150マスコットキャラクターの"たねまる"くんも登場し、多くの横浜市民が見守る中、進められた。はじめに全国各地から届けられた明後日朝顔の種が、新造された4号艇、5号艇にボランティア・スタッフの手によって運び込まれ、続いて命名式が行われた。横断幕が用意されると、4号艇が「Y150丸」、5号艇が「YOKOTORI丸」と発表された。日比野氏は、本企画が横浜トリエンナーレの周辺企画としてはじめられたことと、来年の「開国博 Y150」にも関わっていく事から、こうした命名がなされたと説明した。

ボランティアの手で種が船に積み込まれる

命名! 4号艇がY150丸、5号艇がYOKOTORI丸

実際の進水には、船をクレーンでつり上げて、着水させる、という方法が取られた。日比野氏は「進水には実際の船の進水式と同じようにスロープを造って、と思っていたのですが、スロープは勘弁してください、と言う事でしたので」と残念そうに語り、進水を見守った。Y150丸がつり上げられ、15からカウントダウンされると「ゼロ!」のかけ声とともに着水。日比野氏と川口本部長、水沢氏がステージ上でシャンパーニュを開けて進水を祝い、横浜トリエンナーレに参加していたアーティスト・大巻伸嗣氏のシャボン玉によるパフォーマンス「Meorial Rebirth」と若葉台中学校のブラスバンドや市民演奏家のグループによる"自由演奏会"による演奏が花を添えた。続いて、YOKOTORI丸も無事、進水が行われた。⇒日比野氏「もっとたくさんの種は船を作って、横浜の海に浮かべたい」

いよいよ進水するT150丸

YOKOTORI丸、着水の瞬間!

着水とともにシャンパーニュとクラッカーでお祝い

子どもたちに大人気のたねまるくん

大巻氏のMeorial Rebirth

式を盛り上げた"自由演奏会"のみなさん