Middle Act ~introduction of the game~
現在5pb.が音楽とともに強力に推進しているのがゲーム。1st Act終了後、15分の休憩を挟んで行われたのが、5pb.のゲーム事業部による、今後リリースされるゲームの紹介コーナー。ここで注目したいのは、ただゲームの紹介映像が流されただけでなく、5pb.の代表取締役である志倉千代丸がステージで立ったことだ。社長ならでは(?)の歯に衣着せぬ寸評に、ライブに負けず劣らずの盛り上がりをみせるステージ。それもあって、20分程度で終わらせるはずのMiddle Actが30分をゆうに超えてしまったのは、もはやお約束といったところ……。
5pb.のゲーム事業部は5つのディビジョン(division)に分けられており、当日のステージでは各ディビジョンのプロデューサーによって、現在開発が進められているゲームが紹介された。
■Division 1
Division 1は、「メモリーズオフ」シリーズを中心に開発を進めるディビジョン。現在開発中のソフトとして、『ヒャッコ よろずや事件簿!』、「メモリーズオフ」シリーズのPSP版などが紹介された。なお、今夏に発売されたPS2『Memories Off6 ~T-wave~』については、「今後新しい展開があるかも」(柴田プロデューサー)……とのこと。楽しみに待ちたいところである。
■Division 2
シューティングを中心にマニアックなゲームを開発するのがDivision 2。志倉によると「非常に主張の激しいディビジョン」とのこと。代表作として『Lの季節2』が紹介されると、盛プロデューサーから「すごくゲームの評判は良かったけど売れなかった」といったボヤキが……。現在開発中のソフトとして『キモかわE!』や『怒首領蜂大往生ブラックレーベル EXTRA』などを紹介。『キモかわE!』については、「今度はエロで走りました」(盛プロデューサー)、「エロの季節ってことでしょ」(志倉)。盛プロデューサー曰く、「熱い燃えと萌えの両立を目指します」。
■Division 3
子ども向けから大人向けまで、幅広い層を対象としたゲームを制作するのがDivision 3。ゲーム事業部では一番の常識人という野村プロデューサーが登場し、『ケメコデラックス! DS』、『アイテムゲッター ~僕らの科学と魔法の関係~』、PC向けにリリースされた『11eyes』のXbox 360移植版といった、現在開発中のゲームが紹介された。気合の入った映像が上映された『アイテムゲッター』について、「だって社長案件だから」と語る志倉。かなり気合の入ったタイトルで、「ファンタジーだけど、主人公は勇者じゃない」(志倉)とのことだ。また、『ケメコデラックス! DS』については、TVアニメ版とはOP/EDテーマが変更され、OPテーマは榊原ゆい、EDテーマは今井麻美がそれぞれ担当することが発表された。
■Division 4
女性向けのゲームを中心に制作しているのがDivision 4。現在開発中のソフトとして、「メモリーズオフ」シリーズの女性向け版となる『Your Memories Off』のPSP移植版、さらに11月27日に発売された『モノクローム・ファクター cross road』などが、須藤プロデューサーによって紹介された。
■Division 5
もっとも新しいディヴィジョンで、できたてほやほやというDivision 5では、志倉が原作を担当したPC『CHAOS;HEAD』のXbox 360版『CHAOS;HEAD NOAH』が、松村プロデューサーによって紹介された。Xbox 360向けに移植するにあたり、各キャラクターごとの個別ルートを追加。そのため。シナリオ分量は1.5倍、イベントCGも40枚以上の増量になっているとのこと。OP/EDはもちろん挿入歌などもすべて新しくなっており、PC版をプレイしたユーザーでも楽しめる内容になっている、とのことだった。……次ページへ続く