気づくと、会場内にはキャンドルがいたるところに置かれ、中央にある焚き火を囲んで参加者が暖を取っている。実際のところ、11月の軽井沢は寒い。筆者もかなりの防寒対策をして、今回のイベントに臨んだ。しかし、寒い野外で人が焚き火を囲み、温かい飲み物を飲みながら、語らいあう時間は格別。語ることは、普段の生活だったり、人生だったり、幅広い。そうした人との語らいが、身も心も温かくしてくれる。参加したある男性は「知らない人同士が、一定の距離感を持って集まる感覚がキャンプの魅力。それぞれの存在が、あるがままに受け入れられるっていうか……。人を認めあいながら、集うよさがあるよ」と笑った。