夜は焚き火やキャンドルの灯りだけではなく、星空の美しさも特筆に価する。こぼれ落ちてきそうなほどの星が、真っ黒な空を埋め尽くす様子を見ながら、夜は更けていく。早朝、目が覚めると、早速コーヒーを飲みながら、焚き火。すでに癖になってしまう程、寒さと焚き火はよく似合う。豚の角煮をおかゆに乗せたブレックファーストの後、またプログラムが始まる。野外でのヨガ体験やキャンドル作りを楽しんだり、ハンモックに揺られながら、空を見たり……。この日も快晴で、カラマツの黄色い葉が青空によく映える。
地元で採れたきのこがたっぷり入った煮込みうどんを食べ終わると、イベントは終了。あっという間の2日間だった。コールマンジャパン広報の香田さんは秋冬キャンプの魅力について「秋の味覚を使った料理に舌鼓を打ったり、澄んだ空や紅葉を楽しんだりと、夏とは違った楽しみ方ができること、虫が少ないことなどが理由のひとつでしょう」と話す。その言葉が、イベント参加を通じて納得できた。
秋冬のイベントの魅力を体感した筆者だが、もちろん筆舌に尽くしがたいほどの光景と感動がそこにはある。秋冬キャンプはまだまだこれから。まずは、家を出てキャンプ場へと足を運んでほしい。