私鉄編

私鉄各社におけるカレンダーへの取り組みは様々。全国の鉄道ファンを意識して、通信販売で積極的に販売する会社もあれば、地元のファン向けに少数限定生産という会社もある。どの会社も人気があるのですぐに売り切れる可能性が高く、「見つけたら即買い」したほうがよいだろう。

「2009年西武鉄道カレンダー」(1,000円)
今回紹介するカレンダーの中で、もっともお楽しみ要素が多い商品といえるだろう。420mm×594mmで1カ月1枚式の小型卓上カレンダーで、ペーパークラフトのおまけ付き。1月の裏面は「塗り絵付きペーパークラフト」となっており、組み立てると6000系車両の先頭車ができあがる。図柄には今年デビューしたスマイルトレインこと30000系(3月掲載)がさっそく登場。引退したE31形電気機関車の勇姿(1月掲載)も楽しめる。引退が近いと噂される101系は2月、5月、11月に登場し、保存価値の高い写真だと言えそうだ。入手先は西武鉄道各駅売店と西武観光案内所。通販は郵便定額小為替または現金書留で受け付ける。詳しくはこちら

2009年西武鉄道カレンダーの広告ポスター

1月の裏(ペーパークラフト)

表紙の裏(ペーパークラフトの作り方)

「2009小田急カレンダー」(1,000円)
毎年ユニークな手法で楽しませてくれる小田急カレンダー。2008年は模型風の空撮だった。2009年はインターネット上で展開する「小田急バーチャル鉄道博物館」に収録された列車のCGと四季の花が登場する。B4サイズの冊子スタイルで、28ページ(14面)構成となっている。入手先は小田急線各駅および各駅売店、小田急百貨店(新宿店、町田店、藤沢店)、小田急グッズショップ「TRAINS」(新宿店、和泉多摩川店)、インターネットショップ「オンライントレインズ」。

2009小田急カレンダー

『2009年東武鉄道カレンダー「1をつけた車両たち」』(700円)
タイトルの「1をつけた車両たち」は、東武鉄道が11月1日に創立111周年を迎えたことにちなんだもの。同社最初の蒸気機関車A1の1号機や100系特急スペーシア1号、電車番号「1」をつけたコハフ11号など、新旧とりまぜて"1"にこだわっている。東武鉄道では東向島駅にある「東武博物館」が改装のため、来年上半期は休館となるため、新装開店までは過去に活躍した懐かしい鉄道をカレンダーで愛でてみては? サイズは364mm×515mmで、1カ月が1枚。

2009小田急カレンダー

「2009年東急電車カレンダー」(1,000円)
東急電鉄各駅で販売する。制作部数が少なく、すでに売り切れの駅も多いとのことだ。1カ月1枚式で、毎月を表す部分が東急の駅名標基調のデザイン「濃いグレーに抜き文字」となっている。東横線、田園都市線で長きにわたって活躍している8500系が表紙のみの登場となっている一方で、今年デビューした6000系、7000系が収録されている。鉄道車両の栄枯盛衰を感じさせる内容だ。

2009年東急電車カレンダー

「2009年京成カレンダー」(1,000円)
京成電鉄では2010年に山本寛斎氏がデザインした新型スカイライナーが走る。2009年のカレンダーでは、表紙に新型を含めた歴代スカイライナーをデザインしている。各月は現行車両を中心に構成されており、特急開運号など懐かしい写真も収録されているという。A2版で1カ月1枚式。発行部数が3,500部と少ないため、売り切れに注意。発売場所は京成上野、日暮里、町屋、堀切菖蒲園、青砥、京成高砂、京成小岩、押上、京成立石、京成金町、市川真間、京成八幡、東中山、京成船橋、京成津田沼、八千代台、勝田台、京成佐倉、京成成田、空港第2ビル、京成稲毛、京成千葉、学園前の各駅。

2009年京成カレンダー

「相鉄カレンダー2009」(950円)
相模鉄道は、車両の塗装変更でイメージチェンジの真っ最中だ。カレンダーもそれを反映して新旧の塗装が見られる。表紙は2008年度中で引退予定の5000系だ。珍しい車両としては、7000系電車を改造した事業用車「モヤ700形」が5月に登場する。サイズは364mm×515mmの壁掛けサイズで冊子式。見開き2ページで1カ月のカレンダーとなっている。発売場所は相模鉄道の全駅。

相鉄カレンダー2009