Windows Explorerには「Libraries」というデスクトップ検索を利用した新機能が追加された。ドキュメント、音楽、写真、ビデオなどが、ファイルの置き場所に関わらずLibrariesにまとめられる。PCの内蔵ストレージだけではなく、外付けストレージやUSBドライブ、他のPCのファイルも対象にできる。Librariesに検索機能を併用すれば、1つの画面で効率的に探しものを絞り込める。
Windows Explorerに新たに追加されたLibraries。保存場所に関係なく、ドキュメントやメディアファイルがまとめられる |
Libraries内のドキュメントからファイルの種類で検索して絞り込み |
ホームネットワークへのアクセスも簡単になった。ホームグループ設定で共有項目などを指定すれば、ネットワークにPCをつないでパスワードを入力するだけでネットワーク上のプリンターやワイアレス機器、他のPCと接続できる。ネットワーク上のPCやデバイスはWindows Explorerの左側のコラムに分かりやすく表示される。
昨今のPC対応デバイスはオンラインサービスと連携するなど多機能である。そこでWindows 7では「Device Stage」というデバイスの機能や対応サービスにユーザーが1カ所からアクセスできる機能が設けられた。
Motorolaの携帯電話「ROKR」のDevice Stage。同期機能、端末内のメディア管理、ファイルブラウズ、オンラインドキュメントへのアクセスなどがまとめられている |
ネットワーク上のデバイス(Canonインクジェットプリンター)もローカル接続のデバイスと同様に一覧表示された。ネットワークに接続するだけで、自宅やオフィスのネットワークプリンターが自動的に切り替わる |
ディスプレイはワイドスクリーンが一般的になり、横幅を活用できるようになった。以前に比べると、複数のウインドウを並べて見比べやすい。その際にWindows 7では、1つドキュメント・ウインドウをドラッグして左端側に置き、そしてもう1つのドキュメント・ウインドウを右端にドラッグ&ドロップするだけで、自動的にディスプレイ全体を使ってウインドウを並べてくれる。