VMwareで仮想環境を作る
シェルスクリプトを作成するためには、Linuxをインストールして本来のシェルが利用できるようにしなければなりません。複数台のPCを持っている方でも、それぞれのPCに役割(一般作業、サーバーなど)を持たせ、クリーンインストール可能なPCまで用意している方は少数だと思います。PCに余裕がない場合、VMware(http://www.vmware.com/jp/)という、OSの中に異なるOSを仮想インストールできる商用ソフトウェアがあります。VMware WorkstationはさまざまなOSを試したい時にとても便利なソフトですが、最初に基本的なLinuxを理解するにはVMware Playerという無償版もあります。こちらはVMware製品で作成したOSイメージファイルを実行するものです。
本稿ではLinuxディストリビューションにUbuntuを使うことにします。Ubuntuならば、日本語ローカライズ版にあらかじめVMware Playerで利用できる仮想マシンのイメージファイルが用意されています。イメージファイルからすぐに起動できるので、CD作成やインストールの手間もかかりませんし、すべて無料で利用できます。Ubuntuの日本語版はこちらからダウンロードできます。このページから「VMware用仮想マシン」をダウンロードしてください。同時に先ほど紹介したVMware Playerもダウンロードします。
VMware Playerでは「Browser Appliance」も併せてダウンロードするよう指示されていますが、これはWebブラウザで各種の仮想マシンを検索、ダウンロードするもので、今回は必要ありません(Browser Applianceを起動すると英語版Ubuntuが起動します)。
VMware Playerのダウンロード
VMware Playerのダウンロードサイト。ダウンロードボタンをクリックする |
ダウンロードされたVMwarePlayerのインストーラー |