ドラッグ&ドロップを使う

さて、SPACE ALC Pluginであるが、検索ボックスに直接、キーボードからキーワード(単語)を入力することはあまり多くはないであろう。やはり、Webページにあるキーワードを翻訳したいものである。このような場合、コピー&ペーストをするのが普通である。しかし、Webブラウザを使用中に、キーボードを使うのもややわずらわしい。[ファイル]メニューの[コピー]や[ペースト]ならば、マウスだけでも操作可能であるが、これも余分な操作を伴うので、ややわずらわしい。SPACE ALC Pluginでは、そんな対策にドラッグ&ドロップが使える。その方法を紹介しよう。表示しているページにある翻訳したいキーワードをドラッグする(図14)。

図14 キーワードをドラッグする

図14のように、反転した状態となっていることを確認しよう。反転した領域をマウスでそのまま、SPACE ALC Pluginの検索ボックスまでドラッグし、ドロップすることが可能である(図15)。

図15 キーワードをドロップする

この時には、2つほど注意が必要だ。まずは、翻訳を行うためにリターンキーが使えない。[英和・和英]ボタンを使用しなければならない。それと、検索ボックスに以前のキーワード(単語)が残っていると、以前のキーワードに重なってしまう。翻訳を行う前に削除しておく必要がある(この点は、ぜひ次期バージョンでは改善してほしい部分だ)。SPACE ALC Pluginは、何よりも手軽に翻訳を行えるところがよい。また翻訳結果も用例などが豊富で、わかりやすいのも特徴だろう。