東映の打ち出した新しい配給形態「TOEI α」。新趣向の作品を従来よりも小規模に展開するレーベルとして立ち上げられた。
劇場版 エリートヤンキー三郎 (2009年2月公開)
阿部秀司(講談社「ヤングマガジン」連載) 脚本:木田紀生 監督:山口雄大 出演:石黒英雄 板倉俊之(インパルス) 山本ひかる 橋本じゅん 小沢仁志 小沢和義 池田鉄洋 なだぎ武 竹内力
ヤングマガジンで連載中の大ヒット漫画の実写化映画。2人の極悪ヤンキーを兄に持つ内気な高校生・三郎が、普通の高校生活を夢見ながらも叶わない受難を描く。
実写化不可能と言われたコミックを映像化する作業に取りかかっている最中の山口雄大監督は「みなさんが想像しているよりも3割増しくらいハチャメチャな作品になりますよ」と自信ありげにトークしていた。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 (2009年春公開)
原作:ハセベバクシンオー(「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿 ~幻の女房~」宝島社文庫刊) 脚本:飯田武 監督:長谷部安春 出演:六角精児 萩原聖人 寺脇康文 水島豊
TVドラマ、劇場版と続けて大ヒットを産み出してきた『相棒』シリーズ初となるスピンオフ映画が遂に登場。ファンに人気の高い警視庁鑑識課員・米沢守(六角精児)が今回の主人公となる。
気になるのは杉下右京(水谷豊)・亀山薫(寺脇康文)が登場するかだが、長谷部安春監督は「やはりこのお2人が出ないと『相棒』シリーズにならないと考え、たって出演をお願いした」と明かした。
笑う警官 (2009年公開)
原作:佐々木譲(ハルキ文庫) 脚本:角川春樹・橋本匡弘 製作・監督:角川春樹 出演:大森南朋 松雪泰子
角川春樹の11年ぶりの監督最新作は、北海道で起こった警察の汚職事件を描いて大きな話題になった同題の小説の実写映画化となった。9月18日にクランクインし、11月にアップ、2009年秋以降の公開を予定している。
監督は撮影中のため欠席したが「実話をヒントにした骨太な社会派小説である原作を撮れるのは、警察に逮捕され、警察内部を知り尽くしたこの角川春樹以外にいない。人間ドラマをしっかり描いた上質な大人のエンタテインメントに仕上げる」というメッセージを寄せた。