サビキ釣りとは、どんな釣りで何が釣れるのか?
サビキ釣りとは、魚皮やスキン(薄いゴム)を付けた疑似針を5から10本ほど付けた仕掛けを使う釣りだ。針にエサを付ける必要がないお手軽さに加えて、たくさんの魚を同時に掛けることができるので人気が高い。釣り場は、海の堤防(波止)や釣り人に開放されている港、もしくは海釣り公園などだ。季節や地域によって釣れる魚は異なるが、主にアジやイワシ、サバなどを狙うことができる。
釣り方は、コマセと呼ばれる撒き餌を撒いて回遊してきた魚を仕掛けの周囲に足止めし、コマセを食べるのに夢中になった魚が間違えて疑似針に食いつくのを待つというもの。サビキ釣りのターゲットとなるアジやイワシは、群れで回遊する魚だ。そのため、釣れるときは入れ掛かりになるが、群れが回って来なければ、どんなにがんばっても釣ることができない。確実に魚を釣るには、前もって魚が回遊しているのかを下見するか、ポイント近くの釣具店やインターネットなどで情報を集めておこう。
サビキ釣りで釣れるカタクチイワシ。堤防では、食材として流通しているマイワシよりも、カタクチイワシやウルメイワシ、トウゴロウイワシの方が良く釣れる |
アジもサビキ釣りの人気ターゲット。この写真はマアジだが、マルアジ(アオアジ)やムロアジが釣れる場合もある |
また、魚が釣れるとの情報を得たポイントでも、釣れる時間帯と釣れない時間帯がはっきりしている。釣れないからといってすぐにあきらめず、魚が回遊してくるのを待てるくらいの時間的余裕を持って釣りに出かけよう。