プロンプトの変更

「C:\Windows>」というような形でコマンド入力行に表示されているパスと > 記号までをプロンプトと呼びます。プロンプトは、システムがコマンド入力を待機している状態であることを表しています。デフォルトでは「ドライブ名 パス名 >」という並びになっていますが、プロンプトの形式をpromptコマンドで変更できます。

prompt 文字列

promptコマンドには、プロンプトとして表示する文字列を指定します。特定のテキストで固定することもできますが、定められたドル記号$で始まる特殊コードを使うことで、記号や現在時刻などをプロンプトに表示できます。例えば、プロンプトで > 記号を使いたい場合は$Gを、ドル記号を使いたい場合は$$を使います。同様に、現在時刻は$T、日付は$D、Windows のバージョンは$Vで指定できます。特殊コードを組み合わせることもできます。例えば$T$Gを指定すれば、現在時刻に続いて > 記号が表示されます。

特殊コードの詳細については、コマンドプロンプト上でコマンド`prompt /? `を入力してヘルプを表示してください

Sample02

@echo プロンプトの表示を切り替えます
@prompt input command$G
pause
@prompt $T$G
pause
@prompt $V$G
pause

実行結果

Sample02の実行結果

Sample02は、promptコマンドを使ってコマンド入力行に表示するテキストを変更しています。デフォルトでは、カレントディレクトリのパスと > 記号がプロンプトとして表示されていますが、実行結果のように固定したテキストや現在時刻などをプロンプトに表示できます。