個性派ばかりが集まった舞台
――4人芝居という少人数ならではの緊張感はありますか?
高橋「(ラーメンズの)仁さんとは共演したことがあるのですが、他の方とは初共演なのでポスター撮りで顔を合わせたときは探り探りで(笑)。今はもう『ついていこう! 』 って感じですね。やっぱり大先輩だったり、舞台経験が豊富な方だったりするので、まずは自分がちゃんとして足をひっぱらないように、と」
――稽古中は、吹越さんら先輩が引っ張ってくれているんですか?
高橋「優しく教えていただいてますね。演技について考えていると、『じゃ、こういうのどう?』とかわかりやすく説明していただいて。私とは違った目線で教えてくださるので、『こんな選択もあったんだ!』と気付かされますね」
――今回が舞台初演出となるダンカンさんからは何かアドバイスがありましたか?
高橋「ダンカンさんは、初めてというのを感じさせないというか……。私が言うことじゃないんですけど(笑)。つくりたい絵がしっかりあるので、悩んだりはしない方ですね。ダンカンさんが『ここにもってきてほしい』と言ったことに対して、そうするためにはどうしたらいいのかって思考錯誤しながら演じています」
――個性派メンバーが揃っていますが、稽古場の雰囲気はどうですか?
高橋「何が正解なのかがわからないので『いちばん面白いことをやろう』って。今は、みんなでそこに向かって進んでいますね」
――熱いですね。特にお客さんに注目して欲しいシーンはありますか?
高橋「最後に、実はこうだったとネタバレしたときに観客の方がどう思うのかがいちばん気になるところですね。そこで『ヤラレタ!』って思ってほしいんですけど(笑)。『なんか怪しくない? 』って最初から思われていたら残念だな(笑)」……続きを読む