今回のテスト環境

テスト機材について説明しよう。今回試すAMD 790GXマザーボードはFoxconnの「A7DA-S」。2本のPCIe x16、2本のPCIe x1、2本のPCI、そして4本のDDR2メモリスロットを搭載した製品だ。背面I/OパネルにはDVI、D-SubおよびHDMI出力端子を備えている。オンボード機能は、一般的な機能の他にはIEEE1394を備え、また、電源ボタンをボード上に備えているところが特徴的だ。

AMD 790GXを搭載したFoxconn「A7DA-S」

2本の青いPCIe x16を搭載しCrossFireXに対応する

背面I/OパネルにはD-Sub15ピン、DVI、そしてHDMI出力を搭載している

AMD 790GX IGPとその横に搭載されたLFB

新サウスブリッジのSB750

統合グラフィック機能は無効、UMAのみ、UMA+LFBが選択できる

LFBの動作クロックはBIOSから設定可能。Hynix H5TQ1G63AFR-H9Cと読めるメモリチップの型番はDDR3-1333対応とされ、667MHzまでは動作しそうだ

比較用のボードは、まず1枚目がAMD 780Gを搭載したGIGABYTE「GA-MA78GM-S2H」。マイクロATXの製品であり、AMD 780Gチップセット搭載マザーボードとしてはかなり初期から販売されている。また、サポート外ではあるが、TDPが125WのPhenomの動作も何度か確認できている製品だ。これを用い、チップセットとしての足回り、そしてIGP性能を検証していく。

もう1枚用意したのはAMD 790FXを搭載したGIGABYTE「GA-MA790FX-DS5」。こちらはATXサイズの製品。これ用いてCrossFireXでの性能を検証してみようと思う。ディスクリートグラフィックスカードとして用意したのはRadeon HD 4870カード2枚。Force3Dの「RADEON HD 4870」とASUSTeKの「EAH4870/HTDI/512M」を使用した。

そのほか、共通のものとして、メモリはDDR2-800動作のPatliot「PDC24G6400LLK」(2GB×2)、HDDがWD3200AAJS-B4A(7200rpm/8Mキャッシュ/320GB)、OSとしてWindows Vista Ultimete SP2 32bit 英語版などである。

AMD 790GX(CF) AMD 790GX(LFB) AMD 790GX AMD 790FX(CF) AMD 780G
CPU Phenom X4 9850(2.50GHz)
Motherboard Foxconn A7DA-S GIGABYTE GA-MA790FX-DS5 GIGABYTE GA-MA78GM-S2H
Chipset AMD 790GX AMD 790FX AMD780G
Memory DDR2-800(2GBx2/5-5-5-15) Patliot PDC24G6400LLK
Graphics Radeon HD 4870×2 Radeon HD 3300 with LFB Radeon HD 3300 Radeon HD 4870×2 Radeon HD 3200
GraphicDriver Catalyst 8.6Sample
HDD WD3200AAJS-B4A(320GB/7200rpm/8MB)
OS Windows Vista Ultimete SP1 32bit(E)