――それでは、カップリングになっている「夏の祈り」について教えてください |
「これはゲームの中の挿入歌で、『かのこん えすいー』の世界観にあったものになっているので、これまでの『ラブラブカップル』シリーズとはちょっとちがう路線になってます。ゲームには『ハク(神邨白音)』というキャラクターで出演しているんですけど、挿入歌なので、ハクのイメージというわけではなく、完全にゲームに沿った挿入歌として歌っています。かなりしっとりとした感じの曲です。挿入歌の流れるタイミングって、ゲーム中のここぞっていうところなので、実際にどんなシーンで流れるのか、非常に楽しみにしてます」
――挿入歌などを担当した場合は、ちゃんとゲームをプレイして確認するんですか? |
「確認したい人ですね、できれば。時間があれば本当にプレイしたい人なんで、挿入歌の場合は、どこで流れるかわからないのがネックなんですよ。基本的に、出演したり、歌ったりした作品は、体験版でもいいのでプレイしたいんですよ。自分で普通に体験版をダウンロードしてプレイすることもありますよ(笑)」
――ちなみに挿入歌は、誰目線の歌なんでしょうか? |
「ちずるじゃないでしょうか、やっぱり。実際、ゲームではハクを演じていますけど、『恋の炎』からの流れで、かなり私はちずる目線になっているんですよ。ちずるちゃんの味方っていったら変なんですけど、ちずるちゃんとだからこその耕太君のあのキャラなので、やっぱり彼女とくっついてほしいなっていうか、彼女とラブラブでいてほしいなって気持ちがスゴイありますね」
※音楽プロデューサー注
「夏の祈り」は、ちずると耕太の恋愛別視点、ちずるversionです。
時系列的には、「恋の炎」直後くらいになります。
――「かのこん」の世界観自体は榊原さんにすごく合っているんじゃないでしょうか? |
「意外とあってましたね。女の子が積極的だったり、エロいとこだったり(笑)。起用していただいてうれしいかぎりです。PVでパンチラが許されるEDテーマっていうのもなかなかちょっとないなあって思いますし(笑)」
――ゲームで榊原さんが演じている「ハク」というキャラクターについて教えていただけますか? |
「ハクちゃんは、離れ小島みたいなところに住んでいる巫女さんです。結構しっかりものなんですけど、自分がしっかりしないといけないって思っているような感じのしっかりものなので、やっぱりどこか子どもっぽいところもあります。しっかりしないといけないって思い込んでいる子だけに、頑固なところだったり、一筋縄ではいかないようなところだったりもあるんですけど、いったん打ち解けてしまえば、すごくいい子です。実はいろいろものを背負っていて、だからしっかりしなきゃいけないって思っている女の子なので、耕太君たちみんなと一緒になって遊んだりとか、子どもっぽい一面を見せたりするところとかは、本当にかわいらしく思えます。"ハク"と"テン"という双子の姉妹で、この2人の関係などがけっこうポイントになってくるんですけど、いろいろな運命とかを背負うとこういう気持ちになるのかなって、キャラクターなんで多少現実的ではない部分もあったりするんですけど、じゃあ自分が実際そういう立場になったら、ハクちゃんみたいな考え方でいられるのかなとか、演じるうえで、いろいろと考えましたね。大人と子どものバランスがいい塩梅で、ステキな子だと思いますので、実際にプレイしてそのあたりも確かめてみてください。……でも、巫女はいいですね。かわいいです(笑)」
――巫女さんは好きですか? |
「神社にお参りに行ったとき、"巫女さん萌え"とか思っちゃって、『写真いいですか』って聞いたことがあるんですよ(笑)。でも、『すいません写真は』って断られちゃいました……。勇気を出して尋ねたのに、ちょっとショックでしたけど(笑)」
――それはたしかにショックかもしれませんね(笑)。それでは、榊原さんの近況や今後の活動予定などを教えていただけますか? |
「やはり夏なので、イベントが多くてバタバタしてます。制作関連もすごく立て込んでいまして。9月に出すアルバム関連はもうすっきり終わってるんですけど、PV集が秋か冬に出るんですよ。今はもうそれが大変です。先週末もPV撮影だったんですけど、今週末もPV撮影です」
――PV集には撮り下ろしも収録されるんですか? |
「そうなんですよ。実は過去の曲を何曲か撮り下ろすかなって感じです。あと未公開のアルバム『JOKER』ロングバージョンPVが収録される予定にもなっています。あと10月のバースデーライブの準備もすごく大変ですね。昨日もラジオのプチ打ち上げみたいな感じでお食事に誘われたんですけど、お店に入る前に電話がかかってきて、舞台監督さんからだったんで、そのままお店の入り口前で打ち合わせになっちゃって……。ステージの形から私のイメージで作ってたりするんで、こうしたい、ああしたいっていうのを、いろいろなスタッフと打ち合わせたり、ダンサーの人たちと振り付けの話をしたりと、本当に打ち合わせの毎日になっています」
――10月には『カオス;ヘッド』のアニメもはじまりますね |
「そうですね、『カオス;ヘッド』関連は、榊原ゆいというより"ファンタズムのFES"という感じが強いんですけど、それもいろいろと展開があったりしまして、今絶賛レコーディング中だったりします(笑)。あと、冬にも何かしたいなって思ってます」
――それでは最後に、「永遠の恋」のリリースを心待ちにしているファンの方へのメッセージをお願いします |
「『かのこん』の世界観ならではの、『かのこん』のシリーズに関わらせていただいたからこそ作れるカラーと、榊原ゆいの新たな引き出しというものを、『恋の炎』に続いて、今回の『永遠の恋』でもやらせていただいたので、私としては感無量です。あらためて『かのこん』の世界の中に関わらせていただいて、本当に幸せだったなって思います。このシリーズでは、普段私が発信するオリジナルのものとはまったく違う楽しみ方ができたので、みなさんもまたちがった榊原ゆいを楽しんでいただいて、幸せになっていただきたいですね。『恋の炎』を聴いてお付き合いをはじめたというカップルの方がいらっしゃったそうなので、今度は『永遠の恋』を聴いて、そのカップルの方でも、全然違う方でもいいんですが、プロポーズとか結婚が決まったとかっていうことがありましたら、ぜひ報告をお願いします(笑)。今回の『永遠の恋』は、そういう歌でありたいなと思っていますんで、ぜひ聴いてやってください」
――どうもありがとうございました |
こちらは通常盤のジャケットイメージ |
収録曲 |
01. 永遠の恋 02. 夏の祈り 03. 永遠の恋 off vocal 04. 夏の祈り off vocal |
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歌 | 榊原ゆい | ||
発売予定日 | 2008年9月24日 | 品番 | FVCG-1039 (初回限定盤) FVCG-1050 (通常盤) |
価格 |
1,890円 (初回限定盤) 1,260円 (通常盤) |
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発売元 | 5pb. | 販売元 | メディアファクトリー |
(C) 2008 西野かつみ・メディアファクトリー/かのこん製作委員会 (C) 2008 5pb. |