三洋端末らしい機能を備えた有効約199万画素カメラを搭載

W61SAの背面に搭載しているカメラ。有効画素数は約199万だ

W61SAは、有効画素数約199万のメインカメラを搭載する。三洋端末らしく、ノートなどに書いた文字と画像を合成できる「パシャ文字」、簡単にパノラマ撮影できる「ぱぱっとパノラマ」などの便利機能も楽しめる。さらに、横縦・前後ブレに対応した手ブレ補正機能も付いている。撮影サイズは、壁紙モード(240×320/240×400/240×432)、デジカメモード(640×480/1280×960/1600×1200)。1280×960/1600×1200のデジカメモードでは、フォト画質を、ノーマル/ファインと設定できる。撮影シーンは風景/人物/逆光/夜景/OFF、ホワイトバランスは太陽光/くもり/蛍光灯(昼光色)/蛍光灯(昼白色)/白熱灯/オートで、露出補正は-2.0~+2.0。サンプルの写真は、曇り空の日、15時頃に撮影した。多少暗めに思えるが、光量が少なかったからかもしれない。色も沈みがちな感じだが、撮影の状況によって色味は異なった。

花を撮影したのも。色はバランスがよいが、写し方で暗くなったり明るくなったりしやすい

Opera 8.60や4種類のケータイアレンジなど多彩な機能を搭載

デザインに凝ったW61SAは、メインメニューもこだわっている。プリインストールされているのは「ゲート」「シンプル」「セル」「ディズニー」の4種類。メインメニューのほか、壁紙や着信音などもテーマにあわせて一括して変えられるケータイアレンジも、この4種類の設定が可能。ディズニーは別として、それぞれW61SAにあった独特の世界観を持っているように感じる。

このほか、ワンセグ受信機能や近くで発生した地震を知らせてくれる「緊急地震速報」、圏外や電波がつながりにくいときでも地図を使って周辺情報が利用できる「災害時ナビ」などが利用できる。このほか、スポーツアプリ「au Smart Sports Run&Walk」にも対応。GPSを使ったランニングの距離だけでなく、地図と連動させることで、ルートの高低差も確認可能。経過時間や消費カロリー、走行速度もサポートしている。

インターネット閲覧では、EZwebだけでなく、PCサイトビューアー「Opera Version 8.60」を搭載する。PDF/Excel/Word/PowerPointのファイルを閲覧できるPCドキュメントビューアーも搭載するなど、さまざまなシチュエーションに対応した使い方ができる。

さらに、専用サイトとして「SANYOケータイプラネット」を提供しており、新商品情報やメール素材などを配信しているのだ。ちなみに、「SANYOケータイプラネット」は京セラが提供している。

プリインストールされているケータイアレンジ。メインメニューや着信音を一括で変更できる

SANYOブランドの携帯電話のためのサイト「SANYOケータイアリーナ」。情報だけでなく専用コンテンツも入手できる

スライド機構を生かしたコンパクトサイズながら、充実した機能がうれしいW61SA。独特の世界観を持つデザインを採用しているうえ、タッチ機能満載で使い勝手もよい。このようなユーザーフレンドリーなSANYO端末だが、これからは京セラが開発することになるため、どのように変わっていくのか気になるところだ。

サイズ 約51×108×17.7mm
重量 約140g(電池装着時)
連続通話/待受時間 約250分/約260時間
メインディスプレイ 約3.0インチフルワイドQVGA(240×432ドット)有機EL
サブディスプレイ -
カメラ 有効画素数199万画素(オートフォーカス対応)
外部メモリ microSDカード
カラー フュージョンブラック/イノセンスホワイト/グレースピンク