続いて、富士急の夏と言えば、すっかり定番となった「戦慄迷宮4.0」。使わなくなったホテルを利用して1999年に「呪われた病棟」がスタートして以降、バージョンアップするごとに恐怖も倍増し、夏休みにもなると2時間以上も待つ超人気アトラクションとなった。今回で14回目のバージョンアップとなる「戦慄迷宮4.0ナナシノシタイ」は、呪いのゲーム『ナナシのゲエム』(スクェアエニックス)とのコラボレートが実現! 「戦慄迷宮」史上で最も恐怖の部類に入ることは間違いないだろう。関係者の話では、先にゲームを体験した方がより楽しめるとのことだが、ゲームを体験していなくても十分に怖かったです、ハイ。

舞台となる慈急総合病院の外観

舞台となるのは、荒廃した慈急総合病院。その入口で待たされるのだが、病院内からの悲鳴が外まで鳴り響く。ここで誰もが戦慄のファーストホラーインパクトを受けるだろう。外から聞こえる悲鳴を耳にして、病院内で起きる恐怖をイメージするはず。待つこと数分、いよいよ病院内に導かれて待合室に。ここでスタッフから注意事項を聞かされた後、内科待合室へと促される。内科待合室では、これから起きるであろうVTRを鑑賞。このVTRが恐ろしく怖い。病院内に入った若い男女が、リアルに次々とお化けたちに襲われるのだ。女性が平気で襲われるシーンに、思わず身震い。我輩もお化けたちに食われちまうのか? この手のアトラクションに滅法弱い我輩はこのまま引き返したい気分だったが、仕事なので仕方なく続行……(泣)。ちなみに我輩のような怖がり屋さんは、今回も至る所にリタイアスポットがあるのでご安心を!

内科待合室でのVTRが終ってからキレイなナースに導かれ、レントゲン室で写真を撮影! この時に渡される診察券は、同アトラクションが終った後にカフェにて可愛いナースさんから写真(500円)を渡されるので、恐怖に慄いても絶対に手離さないように!

最初に説明を受ける待合室

レントゲン室でこのように写真を撮影!

カフェにてナースさんがレントゲン室で撮影した写真を渡してくれる

各ポイントにこのような注意書きがあるので、リタイアしたい方は注意書きの指示に従ってリタイアしてネ!

いよいよこれからが本番だ。レントゲン室までは序章に過ぎない。レントゲン室から内科診療室へと導かれ、ナースさんにペンライトを渡される。なぜペンライトかって? この病院内、余りにも暗いのですよ。我輩は今回、カメラを持参したが、余りにも暗すぎてシャッターが切れない切れない! そのぐらい暗いということをくれぐれもお忘れなきよう。

診療室から廊下を通り、階段で2階へ上って病室に到着。ここでは入院患者のうめき声が! 最初の難関だ。そして新生児室に行くと、ゴーストとファースコンタクト! 車椅子に乗りながら、我輩を脅かす脅かす! 車椅子に乗っているということは、足を怪我しているのね? 車椅子から降りて我輩を追いかけてくるゴースト。仮病かよ! と突っ込みたくなるよ、本当に……。

内科診療室。右手に子供と思われる銅像が不気味に笑ってます

診療室に張ってあったポスター。30年前の病院とあって、時代を感じさせる

新生児室にあった新生児。怖がり屋さんは、新生児なんか見てないで先を急げ!

再び病室を通り抜けたところでペンライトを没収される。泣く泣くスタッフにペンライトを渡して院長の隠し部屋へ。隠し部屋では鉄格子で区切られた部屋を発見! こんなところで捕まったら一貫の終わりだ。早く先に進むのジャ! そして遺体安置室へ。最初は何かと思ってじっくり見ると、足が見えた! 死体だよ死体……。至るところで布に包まれた死体が無造作に置かれているではないか! それだけでも怖いのに、死体に紛れてまたお化けが下から登場。頼むぜおい。もうちょっと違う場所に出現してくれよ……。そんなことは言えずに先を急ぐのだが、廊下まで追っかけてくるしつこいお化け。我輩は一目散で逃げ去るのだった。何とかお化けからの攻撃を振り払ったが、違うお化けがどこからともなくやってきた! 何だよこいつら。一体全体何人いるんだよ? その先の院長室にもお化けが出現し、我輩の頭もついにパニック状態に。院長室から階段で1階に降りたところで無数の紙が張ってある場所を発見! 待合室の説明で「ある物を持って来ないと出られない」ということを思い出してようやく我に返り、その紙を手にする。やっとの思いで霊安室を入口に辿り着くのだが、霊安室ではこれまで以上の恐怖が待ち受けるのだった。

院長の隠し部屋にあった鉄格子

遺体安置室に布袋に包まれた無数の死体が!

遺体安置室で遺体に紛れてお化けが登場!

廊下で遭遇したお化け。このお化けもそうだけど、みんな手を抜きません

院長室の椅子に座っている何者かがあなたを襲う!

2階から1階に下ると、紙が無数に張ってある場所に到着。ここで紙を1枚手にして下さい

慰安室の入口。ここから先は申し上げられないが、これまで以上の恐怖があなたを待っている