では話題を戻して、今回の"キモ"、パソコンを使い始めたその後、の部分はどうだろう。エプソンダイレクトでは、各種問い合わせ用の電話窓口も用意しているのだが、電話窓口だと、受付時間に都合があわない場合などにちょっと困ってしまったりする。そんな時でも心強いのが、好きな時に受けられるWeb窓口を通したサポートだ。

エプソンダイレクトのサポートページ。各種サポートメニューが並び、窓口も豊富に用意されている

ただ、Web窓口だと電話窓口と違って「返事がいつくるのか」という不安もあったりするのだが、そのあたりも抜かりが無い。例えばユーザーが希望する時間帯にテクニカルスタッフが直接電話対応してくれるという「電話サポート予約」や、16時までに問い合わせると翌営業日に返信がくるという「メールサポート」サービスなど、専用のWeb窓口が設けられていて、言うだけあってさすがに充実している。

Webページには製品固有のサポート情報を検索できる「サポート情報検索」も用意されており、トラブル解決に役立つ情報だけでなく、スキルアップに役立つハウツー情報までわかりやすく掲載されている。メーカーの返事を待つまでもなく、これだけで解決してしまう問題も少なくは無い。

そして、もしもの時に何よりも『安心』できるのが修理サービスだ。無償の「標準保証」から定額有償の「定額保守」サービスまで非常に手厚い。全製品に付属する標準保証サービスでは、修理代・送料一切不要という預かり修理が1年間(部品代については3年間無償)受けられる。定額保守サービスなら訪問修理に対応するメニューもあるので、これはSOHOや企業ユーザーにとっても使い勝手が良いだろう。

修理サービスにも、電話窓口のほかに、都合のいいときに修理申し込みができる専用のWeb窓口が設置されている。また、自分のパソコンの現在の修理状況が確認でき、パソコンからのほか、iモードからの閲覧にも対応する「修理状況照会」のWebページの存在もありがたい。修理に出している間もヤキモキしないで済むような工夫だ。

「1日修理」って本気ですか!?

さらに、エプソンダイレクトの「製品を売って終わり、ではなく、売ってから始まる」という"ユーザーとの関係"の極め付けが、上記の修理サービスに含まれる「1日修理」のサービスだ。万が一の故障でも、保証期間内であれば、同社の修理センターに到着してから"1日間"で修理を完了、ユーザーに返送するというサービスで、しかも平日だけでなく土曜、日曜も含めての「1日修理」だというのである。

同社ホームページで紹介されている「1日修理」の流れ。本気なのかっ!?

先にも述べたように、エプソンダイレクトでは新技術を盛り込んだパソコンを真っ先に市場投入しているわけだから、特にこの部分は大変なのだろうと考えられる。なぜならば、パソコンとの付き合いの長い読者の方なら共感いただけると思うが、パソコン関係で"初物"というのは、とにかく想定外のトラブルの心配がつきまとうからだ。

ところが「1日修理」なのだ。確かにここまでやられると、エプソンダイレクトの、"ユーザーとの関係"が「売ってから始まる」という言葉にも説得力を感じてしまう。

やっぱり自分の目で見て確かめたいです!

百聞は一見にしかず、そこまで言うのならば、ということで、勢いでエプソンダイレクトに、「(信じられないので)現場を見せて下さいっ!」などとお願いしてみたところ、あっさり「どうぞ」ということで、本当に見せてもらえることに。うーむ……自信満々である。こうなったら徹底的に確かめて見たいと思う。