第3ターミナルは3-C(国内線用ホール)、3-D(オリンピックチャーター便専用ホール)、3-E(国際線用ホール)の3つのゾーンに分かれていて(AとBがないのは第1,2ターミナルとの混同防止)、シャトルがその間を結んでいる。

中国国際航空、全日空、日本航空など、日本からの主なフライトは、第3ターミナルのEゾーンに到着する。到着や出発についての手続きの流れは、中国国際航空のサイトに図解されていて参考になる。

到着フロアはEゾーン3階で、各ゲートから検疫、入国審査へと向かう。ゲートによってはかなりの距離があるものの、一方通行なので迷う心配はない。入国審査を終えると、2階のシャトル乗り場へ。Cゾーンへはシャトルで約4分かかる。

シャトルといっても、乗車時間は電車かと思うほどの長さだ

移動後、荷物の受け取りとなるが、当然ながらターンテーブルの数も多い。案内板で場所をしっかりと確認しなければ歩き回ることになってしまうので、注意が必要だ。

リムジンバスやタクシー乗り場は1階だが、切符売り場は2階の到着フロアにある。北京市内へは、リムジンバスなら16元で所要約60分、運行時間は5時30分から21時まで、15分~30分間隔で出ている。タクシーでは所要約30分~45分で、運賃は100元からとなる。ちなみに、タクシーの支払いで使えるのは現金のみで、クレジットカードは受け付けてもらえない。

建物の外に出ると、改めてその途方もない広さが実感できる

また、空港と「東直門」(北京駅などを結ぶ市中心部の環状地下鉄2号線の駅)を結ぶ空港鉄道が7月1日に開通するという情報もあるが、開業日は現在(2008年6月末日)のところはっきりしていない。この鉄道は8~12分おきに運行され、15分弱で空港と市内を結ぶとされている。料金は25元や30元の案が検討されていると、中国民航ニュースでは伝えている。

両替に関しては、空港で両替した場合、40元ほどの手数料を取られる。市内の銀行やホテルに比べるとかなり高いので、交通費などとりあえず必要な額を両替する程度でいいだろう。最近は中国でもATMが多くなっている。空港のATMで現金を引き出せば、面倒な手間はかからなくてすむ。VISAやMASTERなどで裏に「PLUS」や「Circus」などのマークがあれば問題ないが、心配な方は事前にカード会社に確認しておこう。それでも北京空港での両替が不安であれば、レートは悪いが成田や関西空港で元を入手しておくことをおすすめする。