書き込みが完了したら、Hard Disk Managerを終了する。さて、作成したリカバリディスクで起動をしてみよう。図16のようになる。

図16 リカバリディスクから起動

ここでは、空のHDDを用意した。バックアップをするには、[パーティション]→[パーティションの復元]からアーカイブファイルを選択する(図17)。光学ドライブはZドライブにアサインされている。

図17 アーカイブファイルの選択

パーティションサイズや分割もここで設定可能である。ここでは、1パーティションにする。バーをスライドさせて、前後のパーティションがない設定にした(図18)。あとは[ファイルの復元]をクリックし、画面左下の[適用]クリックして復元をする。

図18 復元先の設定

復元中は図19のようになる。

図19 復元中

30分ほどで、リカバリが完了した。クリーンインストールなどと比較すると、かなり短い時間で実用可能な状態になる。さて、現在の環境では、クリーンインストールなど到底できない、という方は、現在の環境でリカバリディスクを作成することになる。しかし、本節の最初でふれたように、現在のHDDの使用量が、20GBを越えているようだと、やや非現実的である(別ドライブへのバックアップを検討すべきである)。後述するように、アプリケーションなどの保存データを別パーティションに移動するなどの手段をあわせて検討していただきたい。

また、不要なファイルはバックアップしないことも重要である。Webブラウザの一時ファイルなどは、ディスクのクリーンアップで削除してみよう。設定によっては、かなりの削減になることもある。さらに、光学メディアをコピーした際のイメージなどが残っていないか確認しよう。