冒険映画の面白さがこれでもかと詰め込まれた1作目
映画史上最高にかっこいい男との呼び声も高い(筆者の脳内調べ)インディアナ・ジョーンズ初登場の記念すべき本作品は、監督・スティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮・ジョージ・ルーカスという、映画好きならずとも思わずよだれをたらしてしまいそうな豪華スタッフの手で製作され、1981年に公開されました。
……と、何気なく書きましたが'81年というと僕は1歳ですので、これはリアルタイムで見たわけではなく、後からビデオなどで見たのだと思います。昔の記憶なので曖昧ですが、内容についての記憶は今でも鮮明です。
たとえばインディがムチを操って華麗に穴を飛び越えるシーン、遺跡に潜入し転がる巨大な石玉に追いかけられるシーン、地下から脱出するために石像を倒して壁を破壊するシーン……そのすべてがまさに冒険物の定番とも言えるもので、僕の中でのアドベンチャー映画の「あるあるネタ」は、この『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』からすべて学んだといっても過言ではありません。
今や定番の大玉に追いかけられるトラップもインディで見ると格別 |
物語のあらすじは、「アーク」と呼ばれる宝物を巡ってインディがナチスと激しい攻防を繰り広げるというもの。今見てもまったく古臭さを感じないのはさすがです。
とはいえ27年の月日はやはり長いもので、今回見返したところ、当時は気づかなかったツッコミポイントを発見しました。
皆さんも1作目を改めてご覧になる際は、ぜひこのあたりにも注目して見てみると面白いかもしれません。
【ポイント1】 : なぜかわざわざ上半身裸になってインディに殴り合いを仕掛けてくるマッチョ(脱ぐ必要ないだろ!)
【ポイント2】 : インディを何度捕らえても結局は殺さない、敵ボスのツンデレっぷり(インディはなんだかんだでけっこう敵に捕まります)